現在、日本には6カ月以上家族以外と交流せず、自宅にいる15歳から39歳の「ひきこもり」が約54万人いる。こうした人が、社会参加できないまま年を取る「ひきこもりの長期化・高齢化」が社会問題になっているこの状況に一石を投じているのが、元ひきこもり相談員である伊藤秀成さんの『ひきこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法』(雷鳥社刊)だ。この本で、伊藤さんは「ひきこもりは無理に働くのではなく、ひきこもったまま