2015年3月14日のダイヤ改正で臨時列車化される寝台特急「北斗星」(2014年10月、恵 知仁撮影)。

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2015年3月14日のダイヤ改正で臨時列車化される最後のブルートレイン「北斗星」について、4月以降の運転計画が発表されました。運転本数が激減するのではという見方もありましたが8月までは週に3往復程度、引き続き運転される計画です。ただ夜行列車の将来については引き続き不安要因が存在しており、今後の去就が注目されます。

臨時化で運行激減が危惧された「北斗星」

 JR東日本とJR北海道は2015年1月23日、その去就について注目が集まっている寝台特急「カシオペア」「北斗星」、急行「はまなす」について、2015年4月から9月までの運転計画を発表しました。

 この期間中、週に3往復程度運転されている臨時寝台特急「カシオペア」(上野~札幌)は引き続き基本的に同様の形で、上野発の下りが74本、札幌発の上りが75本、合わせて149本が運転されます。

 3月14日のダイヤ改正に伴い定期運行を終了し、臨時列車になる最後のブルートレイン、寝台特急「北斗星」(上野~札幌)については、4月から8月までの期間に上り下りとも56本、合わせて112本が運転されます。

 これまで寝台列車が定期運転を終了し臨時運行になる場合、2014年3月のダイヤ改正で臨時化された寝台特急「あけぼの」(上野~青森)など、シーズンに短期間だけ臨時運転する例が多く見られます。そのため「北斗星」についても同様に、臨時運行されるといっても今後は乗車機会が激減するのではという見方もありました。しかし「北斗星」は臨時化されたのちも4月初旬から8月下旬までおおよそ週3往復程度、上下合計112本が半定期的に運転されるため、乗車のチャンスはまだありそうです。

 ただ「北斗星」について上野発札幌行きの列車は8月21日(金)、札幌発上野行きの列車は8月22日(土)が最終運転日とされており、9月以降は列車の運行が設定されていません。

風前の灯火になった夜行列車

 JRで唯一残る急行列車の「はまなす」(青森~札幌)については、定期列車のため基本的に毎日運転されますが、青函トンネル区間で実施される北海道新幹線開業に向けた総合的な検査・試験および訓練運転などに伴い、期間中に上下合計で18本の列車が運休。また青森行きの上り列車は、函館~青森間で時刻変更して運転する場合があるとのことです。

 これら「カシオペア」「北斗星」「はまなす」の3列車は、本州と北海道を結ぶ青函トンネルを通過します。しかし青函トンネルでは現在、2016年春の北海道新幹線開業に向けた準備を行っており、新幹線開業後は3列車のけん引に現在使用されている機関車が使えなくなります。そのためこの3列車の去就は鉄道ファンの大きな関心事になっています。

 「北斗星」については臨時化されたのちも比較的多い本数が運転されますが、8月で廃止という報道があるほか、「カシオペア」と「はまなす」についても発表されていない10月以降どうなるか、状況が不透明であることは変わりません。夜行列車が遠距離の主な交通手段だった時代はとうの昔に過ぎ去り、毎年のように減少、「風前の灯火」になっている現在、これら数少ない夜行列車の行方が注目されます。

 2015年3月14日のダイヤ改正以降、日本国内で毎日運行される夜行の旅客列車は急行「はまなす」と寝台特急「サンライズ瀬戸」(東京~高松)、「サンライズ出雲」(東京~出雲市)のわずか3列車のみです。