吉田社長は、ジェネリック医薬品について、有効成分は変えることができないので、形や色、味、添加成分はあらたな工夫を加えることができると説明。同社では製品を飲みやすくするために、さまざまな改良を加えており、黒柳さん出演のCMで人形を使ったのは、とかく薬をいやがりがちな子どもに、薬が飲みやすくなっていることを知ってもらいたかったからという。

 「くすりのあした研究所所長」設立のきっかけは、同社のRACTAB(ラクタブ)技術が、2009年にグッドデザイン・ベスト100に選ばれたことだった。同技術は主薬を含有する機能性薬物粒子と口のなかですばやく溶ける速崩壊性粒子を組み合わせた錠剤で、「子どもだけでなく、高齢者にまで対応している技術」、「嚥下するスピードや薬物放出が自在に調整できる汎用性」、「広範囲な薬物対応性が高齢化を迎える次世代に、特に必要なこと」が評価された。製剤設計、製材技術にが同賞を受賞したのは初めてだったという。

 2014年春には、「ワタシのセンタク。」と名づけたジェネリック医薬品のPRプロジェクトを始めた。「ジェネリック医薬品を知ってはいるが、まだ選択にはいたっていない」人を対象に、「患者自身の選択で、ジェネリック医薬品を使ってほしい」とアピールしている。

 吉田社長は、「ジェネリック医薬品と東和薬品をもっと知っていただきたい」、「大切なことは安心と信頼です」などと、改めて力説した。

 黒柳徹子さんに加え、南こうせつさんも出演する新CM「クスリの、センタク。」は、PR活動「ワタシのセンタク。」の一環。キャラクターとして新たに加わった南こうせつさんには今後、プロジェクトを推進するメッセンジャーとしての役割を期待しているという。

 発表会後半のトーク・イベントでは黒柳さんが「たまたま、その日だけ見た新聞広告を見て、NHKの女優募集に応募することを“選択”」、南さんは「ギターを持って歌う仕事を“選択”した。還暦を過ぎても歌っているとは想像もしていなかった」と、2人が人生における「自分の大きな選択」を披露。

 黒柳さんは、「何かを選択する時には、直観力と経験にたよることになる」、「選択に際して、実は脳の中でものすごい量の情報を処理していると聞いた」などと話し、選択に際しては、「自分を信じることが大切」と述べた。

 南さんは、新CM「クスリの、センタク。」のために作ったオリジナル・ソングを演奏。フォーク調のしっとりとした曲調で、南さんは「夢を持つこと」、「寄り添うこと」の大切さやすばらしさを込めたと説明した。

写真は左から東亜薬品社長の吉田逸郎氏、CMキャラクターの黒柳徹子氏、南こうせつ氏、写真撮影サーチナ編集部(編集担当:中山基夫)