女性がひとりでニューヨークの街を歩く2分間の動画が話題になっている。YouTubeに10月28日にアップされ、再生回数は1,300万回以上。

無言で5分以上ついてくる男も

マンハッタンの路上を歩いている女性は、次から次にすれ違う男性たちから「ねえ、美人さん」「元気?」「電話番号渡したら話してくれる?」などと声をかけられる。さらに、ある男は無言で5分以上も彼女の横について歩いてきた。

この動画は、世界中の路上ハラスメントをなくす活動を行っている団体『Hollaback』のために作られたもので、撮影者は「白昼の路上ハラスメントがどのように行われているかを見せたかった」と話している。

動画の女性は「私は笑顔のときも、そうでないときも嫌がらせを受けたし、白人男性、黒人男性、ラテン系男性からも嫌がらせを受けた。路上ハラスメントに遭わない日はなかった」と話している。

さらに彼女は、メールやネット上のコメントには脅迫するような内容もあり、危険を感じたため、警察に行くつもりだという。

路上ハラスメントはどこにでも起こる

団体の主催者は、「路上ハラスメントは、どこにでも起こる。特に有色人種やLGBTQの場合はより頻繁にエスカレートしやすい」と主張している。

日本でも、特に女性は道を歩いていて声をかけられた経験があるだろう。同団体は、この問題への意識を高めるために、動画のシェアや寄付を呼びかけているが、まずは、友人と自分の経験を話し合ってみてはいかがだろう。

 
(リプトン和子)