【戸塚啓コラム】執念見えなかったギリシャ戦、2つの幸運をふいにしたザッケローニの迷采配
ナタウのピッチに立った日本のテンションは、国内で開催されるテストマッチのようだった。勝ちたいという気持ちが、あまりにも小さくて薄かった。
ザックの采配にも、触れなければならない。香川のベンチスタートと大久保の先発起用はいい。後半から登場した香川のプレーを見れば、スタメン落ちは納得できる。
だが、追いかけるチームが交代ワクを残すのは、あまりにももったいない。
使える選手がいないのか? 使いたい選手がいないのか。控え選手はのきなみコンディションが悪いのか?
挙句の果てに、2試合連続のパワープレーである。勝利への執念ではなく、迷走と言うしかない。明らかにブレている。
4年間の成果を発揮するW杯を、かくも内容の乏しいゲームで終わらせていいのか。プライドは、意地は、誇りはないのか。こんな試合を見るために、我々は4年間待ったわけではない。
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1968年生まれ。'91年から'98年まで『サッカーダイジェスト』編集部に所属。'98年秋よりフリーに。2000年3月より、日本代表の国際Aマッチを連続して取材している
