暗い気持ちになりそうなネガティブに感じることわざ1位「一寸先は闇(希望がない)」

写真拡大

ことわざには、教訓や役に立つものという固定的なイメージがあるかもしれません。しかし中には、陰気くさいなあ、なんて気が滅入るようなことわざだってありますよね。そこで今回は、暗い気持ちになりそうなネガティブに感じることわざを、読者442名にアンケートしました。

皆さんは、どんなことわざが浮かびましたか?

Q.暗い気持ちになりそうなネガティブに感じることわざを教えてください(複数回答)
1位 一寸先は闇(希望がない) 39.8%
2位 一難去ってまた一難(救いがない) 26.2%
3位 二度あることは三度(失敗を繰り返しそう) 24.4%
4位 泣きっ面にハチ(救いがない) 16.3%
5位 弱り目に祟り目(救いがない) 12.0%

■一寸先は闇(希望がない)
・「仕事でトラブルに陥ったとき、こんな言葉が浮かんだら泣きそう」(30歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「人生真っ暗という内容に聞こえるから」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「何をやっても負の連鎖が続きそうな内容だから」(23歳男性/小売店/販売職・サービス系)

■一難去ってまた一難(救いがない)
・「一難去ってまた……ってことは、休まる時がないなって思う」(26歳女性/金融・証券/営業職)
・「開発の仕事は、まさに一難去ってまた一難だったので」(53歳男性/電機/技術職)
・「一難がきたらもうしばらくは来ないでほしいです」(23歳女性/マスコミ・公告/事務系専門職)

■二度あることは三度(失敗を繰り返しそう)
・「失敗は絶対に繰り返したくないし、同じことをするとバカ扱いされるから」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「挽回の余地がなさそうなので、この言葉は何となく嫌」(33歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「実際に三度悪い結果になり、どん底だったから」(35歳女性/情報・IT/技術職)

■泣きっ面にハチ(救いがない)
・「ミスやトラブルがつづくと凹むので」(28歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「私の人生はこれの繰り返しです」(54歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「泣けてくる」(25歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)

■弱り目に祟り目(救いがない)
・「追い討ちが社会にはたくさんあるので」(22歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「たまにそういう状況に陥るから」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「ついてなさそうだから」(27歳男性/建設・土木/事務系専門職)

■番外編:聞くだけでうんざり
・青菜に塩(元気が出ない)「みるからにしおれていそう」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・出る杭は打たれる(やる気が出ない)「あまり聞かされると、大人しくしていたくなる」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学)
・好事魔多し(せっかくいいことがあるのに……)「常にこの言葉を胸に生きてます」(41歳男性/自動車関連/技術職)

●総評
1位は「一寸先は闇」でした。このことわざには、人生真っ暗、その先にも何もない、というニュアンスを感じます。その闇から抜け出られるイメージがわきません。光はどこにあるのでしょうか……。

2位は「一難去ってまた一難」です。コメントにもあるように、また一難が来るので、結局休めないように思えますね。再度、困難が来ることはわかったので、救いがあるとも言ってほしいです。

3位は「二度あることは三度」。休みなく不幸が訪れそうな、暗い意味のことわざが3位までを独占してしまいました。

番外編の「出る杭は打たれる(やる気が出ない)」には、始めから「諦めろ」と言われてるような印象を受けました。教訓であることはわかっていても、こんな状況が続いたら心が折れてしまいそうですね。
(文・OFFICE-SANGA 澤井輝一)

調査期間:2014年3月8日〜2014年3月13日
調査対象:マイナビウーマン読者
調査数:男性167名、女性275名
調査方法:インターネットログイン式アンケート