泣ける映像12本が、ノンストップで1時間半!

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先日開催された「FNS歌謡祭」、最高でしたねぇ。特に、小室哲哉&華原朋美の15年ぶりの再会。近年稀に見るスペシャルステージでした。
この手のスペシャル感溢れるイベントは、そろそろ連発されるはず。だって、年末だもの! 一年を総括すべきシーズンに、まさに今、突入しているのです。

そして、このイベントも2013年を総括している。12月18日、Yahoo!JAPAN本社にて「泣きフェス」が開催されました!

では、同イベントのテーマについて。皆さん、巷で話題の「涙活」ってご存知でしょうか? 端的に説明すると「能動的に涙を流す時間を設け、心のデトックスを図る活動」であります。この時、泣くための手段は多岐にわたる。感動的な映画や音楽、詩の朗読、はたまた落語……。あらゆる角度から、涙を流させに行きます。そういえば以前、コネタでも取り上げましたっけね。

今回、このコンセプトをYahoo!映像トピックスがスケールアップしました。世界中で話題となったネット映像をランキング形式で発表する「Yahoo!映像トピックス アワード2013」内「泣ける部門」に選出された映像など、Yahoo!映像トピックスのスタッフが厳選した泣ける12映像が一挙に公開されるのです! 要するに、この日集まった100名の参加者を、豪快に泣かせにかかっちゃう。もちろん集まった方々は、率先して涙を流しに来てるわけで。能動的に涙を流す、「涙活」仲間たちによる2013年クライマックスが、まさにこの日なのです!!

では、「泣ける部門」映像のラインナップをご紹介しましょうか。
「ママの歌声に感動……? 赤ちゃんが号泣」
ニコニコご機嫌な生後10ヶ月の赤ちゃん。ところがママが情感たっぷりに歌い出すと、瞳から次々に大粒の涙が……。

息子の数学の成績を知った父が大号泣
数学が大の苦手で成績が「F」だったという男の子が、数学の試験に合格。その結果を父親に報告した時の様子。

補欠選手の「最後の試合」
引退試合を迎えたバスケットボール選手。彼はベンチから「最後の試合」を見つめ、日々の練習を思い出す。残念ながら、試合には出られないけれど……。

地方銀行CMが染みすぎて思わず泣ける
もしも人に「ウソ発見器」が付いてたら……。都会では、“ウソ”を示す針が振れる人ばかり。一方、地元でズバズバ言ってくる友人にウソ発見器は反応しない。その様子に、思わずホロリ。

消費者選んだ、超泣ける東京ガスのCM
東京ガスの「家族の絆・ばあちゃんの料理」。放映時には「とにかく泣ける」と話題になった。

人生を感動的に表現した東芝LEDのCM
「感動した」「ほっこりする」と話題のCM。ある男性がダイニングのあかりをLED電球に交換してからの10年(3653日)を、影絵タッチで表現している。

亡き妻からのビデオレター
家族愛を歌ったChicago PoodleのPV。特に、亡き妻が生前に撮ったビデオレターのシーンは、鼻水が出る勢いで泣ける。

日産が本気で仕掛けた泣けるサプライズ
「いい夫婦の日」どっきり企画として日産が制作したムービー。一度も正式なプロポーズをしたことがない夫が、結婚して11年、奥さんに初めてのプロポーズを……。

結婚式に少年時代の息子が現れた
披露宴も大詰め。両親が新郎新婦から感謝の手紙を贈られる、まさにその時。突然会場に現れた丸刈り頭の少年は、なつかしい息子の姿そのものだった。

バンドをもう一度……CMの裏側が泣ける
「もう一度バンドで演奏したい」というのが2児の母・真知子さんの夢。ツラい思いをしながら、でも周りに支えられながら、夢を実現! 短いCMの間には収まりきらなかった感動の物語映像。

鉄拳の家族愛・超大作「家族のはなし」
パラパラ漫画家としてブレーク中の鉄拳が、過去最多となる1918コマの超大作「家族のはなし」を発表。りんご農家の息子の成長物語。さまざまな挫折を経験する息子への、両親のあふれる愛に思わず涙。

捨てネコを里親へ……愛を注いだ1カ月
結膜炎で両目がつぶれた子ネコを保護し、回復させ、里親の元へ渡すまでの1カ月間の記録。見るのも痛々しい状況だったネコが徐々に回復し、懸命に生きる姿は、飼い主の愛情あってこそである。

これらの映像が続けざまに上映されるから、もうたまらない。上映時の場内は真っ暗なので、他の人の状況を知る由はなかったですが、私は正直ヤバかった。特に「亡き妻からのビデオレター」上映時、私の気持ちは着火寸前! ハッキリ言って、泣こうと思えば泣けましたね。取材で来ているから、そりゃガマンしましたけど。

そんなこんなで、あっという間に全映像が終了。……泣いてるじゃないですか! 辺りを明るくすれば、涙を拭う人たちの姿がアチコチで見受けられます。ですよね、だって泣きに来たんだもの!!

ちなみに当日、会場には「涙活」スタッフの方々も姿を見せておりました。まずは、「泣語家」(泣くための落語「泣語」の喋り手)である「泣石家(なかしや)芭蕉」さんによるコメントを。
「全体的に素晴らしく、その中でもシンプルな動画ほど感情移入しやすいなと感じました。今後の泣語にもぜひ活かしていきたいです!」(芭蕉さん)

続いては、「涙ソムリエ」である嵯峨崇司氏の姿を発見! 普段の「涙活」イベントにて、“泣くためのコンテンツ”製作を担当している方であります。
「コース料理に例えると『味を次第に濃くしていく』ことを、私はいつも意識しています。最初はスープやサラダをお出しし、最後に大泣きする映像……という流れですね。そういった順番をもう少し意識していれば、もっと良くなったと思います。特に『亡き妻からのビデオレター』が良かったので、あの映像を最後に持ってくると非常にいいですね。“泣き順”って、意外と大事な要素なんです。でも一つ一つは、すごく良かったですよ」
なるほど……。ソムリエならではの、含蓄のあるお言葉でした!

では最後に、「涙活」を提唱している寺井広樹プロデューサーから一言。
「個人的に『結婚式に少年時代の息子が現れた』は、グッと来ましたね。一年のいい“泣き納め”になりました」

“泣き納め”とは、言い得て妙ですな……。年の瀬にウルッと来たし、一年の膿をデトックスした心境ですよ!
(寺西ジャジューカ)