建築家がつくるソールのない靴「モヒート」国内デビュー

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 独創的な「ソールのない」デザインが話題のシューズ「モヒート」を展開するブランド「Julian Hakes(ジュリアン・ヘイクス)」が、2014年春夏から国内での本格展開をスタートする。建築家として橋などの構造物を設計する傍らユニークなシューズを開発したJulian Hakesが来日し、都内でプレゼンテーションを実施した。

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 ライムピールをイメージしてデザインされた「モヒート」は、シューズを立てると剥いた果物の皮を連想させる独特のフォルムが特徴。Julian Hakesが足の構造について考えたことから製作がスタートしており、ハイヒールの足跡を見て土踏まずの箇所にそれほど力が入っていないように感じたことから「ソールは必要ないのでは」と考えてユニークな形状のデザインに至ったという。カーボン素材のため軽く、足に接する部分は電子機器のスリーズケースに使用される衝撃吸収に優れたEVAクッションを用いるなど、履き心地にもこだわっている。国内では、現在取扱い中の西武渋谷店を含めて百貨店やセレクトショップを中心に展開予定で、ポップアップショップの出店も計画。メタリックからマットまで質感は様々で、アニマル柄も含めて全17パターンを用意する。サイズは23.5センチから26センチまで揃え、価格は38,850円。

 「Julian Hakes」の「モヒート」は2011年にロンドンで開催された「ANN-SOFIE BACK(アン・ソフィー・バック)」のコレクションでデビューすると複数のファッション雑誌やブログに取り上げられ、本国のイギリスほか現在ではドイツやアメリカ、香港にも販路を拡大。国内では本格展開に先駆けてジュリアン・ヘイクス ジャパンが設立され、「この靴を発表した頃から日本のマーケットに興味があった」というJulian Hakesは「橋とシューズのデザインにはリンクするものがある。私自身、日本の建築家から影響を受けている部分があるので、その概念からデザインしたシューズを日本で多くの人に見てもらえるようになるのはとても嬉しい」と話している。