イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督を怒らせるのは、容易なことではない。ワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選で、フランスが“救済”されたときも、「優遇しているわけではないと思う」と話していた。だが、抽選を目前に控え、同監督は『Raisport』でこのように述べている。

「昨日のテスト? 私はあまりこのゲームが好きではない。飛行機で私の近くにいたフランスの(ディディエ・)デシャン監督も気に入らないと言っていた」

4日のテストで、イタリアはフランスやブラジルと同組になっている。だが、プランデッリ監督はこの結果が気に入らないと言っているわけではない。テスト自体が気に入らないと言っているのだ。

ただし、本当の問題は抽選そのものにあるという。以前、プランデッリ監督は、困難にあると力を発揮するイタリアの特徴から、シード国にならない方が良いと発言していた。だが、実際には違うようだ。プランデッリ監督はこのようにも話している。

FIFAは今後、抽選に関して見直さなければいけないと思う。今(11月)は我々がランキングで7位になったと言われているからね。だから、これは滑稽な状況だよ」

プランデッリ監督ははっきりとこのように述べている。イタリアはトップシードのポットに入るべきだったということだ。だが、「死のグループ」に入るかもしれない恐れは高まっている…。