アメリカ食品医薬品局が消費者向けの遺伝子調査会社23andMeに業務停止命令

アメリカ食品医薬品局(FDA)が、病気の予見と予防を可能だとする23andMe社の遺伝子調査サービスを、信憑性に欠けるとして中止するよう命じた。

ニューヨークタイムズ紙によると、アメリカ食品医薬品局(以下FDA)は、消費者向けの遺伝子調査会社である23andMeに対し、同社のサービス内容の信憑性が証明できるまで業務を停止するよう命じた。

対象となったのは、23andMe社が行う「パーソナル・ゲノム・サービス」という遺伝子調査サービスだ。23andMe社は、利用者の遺伝子を調べることでガン等の病気を発祥しやすい体質か、または特定の薬品に対するアレルギーがないか等を事前に調べることができると主張している。

同社はグーグル創業者のセルゲイ・ブリンの妻、アン・ワジスキーが経営することでも知られており、99ドルで手軽に行える遺伝子調査サービスが話題を呼んでいた。

FDAは、同社がまだ当サービスの「分析評価あるいは臨床評価」を行っていないとして今回の決断に至ったようだ。

画像提供:dullhunk(Flickrより)

Selena Larson
[原文]