ティーンエイジャー:「Facebook?もう使ってないよ」
Facebookは若者たちの心を掴んでいた手を緩めてしまったようだ。
多くの人々が予見していたこと、そしてCEOのマーク・ザッカーバーグが今年の夏に否定したことを、Facebookがついに認めた。Facebookはティーンエイジャーにとってもはやクールな存在ではなくなったと。
10月30日に行われた収支報告において(最初のうちはモバイル広告の著しい成長に関するニュース一色だったのだが)、Facebookの職員はティーンエイジャーのユーザーに関する憂鬱な兆候を発表した。「特に若いティーンエイジャーの間で、デイリーのユーザーが減少していることを確認している」と、FacebookのCFOであるデイビッド・エバースマンは述べている。彼は、今四半期におけるティーンエイジャーたちの総合的な利用状況は引き続き安定していると付け加えたが、Facebookがどのような方法でそれを測定したかについては言及しなかった。
エバースマンはこの件について「重要性は疑わしい」としつつも、Facebookは若年層についてもっと良く知りたいと思っているためティーンエイジャーのデータを共有したかったのだと述べた。
FacebookはTumblrやSnapchatといった、若年層向けの競合ソーシャルサイトに脅威を感じているのかもしれない。しかし、希望の兆しもまだ残されているようだ。「我々はまだ米国内のティーンエイジャーの間にほぼ完全に浸透している」とエバースマンは言っている。
ひとつ、重要な点がある。Facebookがティーンエイジャーを繋ぎ止める力が弱まりつつあるとはいえ、同サービスの一部であるInstagramは十分に若年ユーザーを惹き付けているのだ。今年になって、ティーンエイジャーのユーザーは5%増加した。この写真加工・共有アプリケーションは1億5000万人を超える月間アクティブ・ユーザーを誇っており、その数は過去7か月間に比べて約50%成長している。
しかし、投資家たちは明らかに楽観的ではない見方をしているようだ。ティーンエイジャーのデータに関するニュースが報道された後、時間外取引の間にFacebookの株価は下落してしまったのである。
画像提供: Chocorayto(Flickrより)
Selena Larson
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