だが「儲かるからやりましょう」はダメだ。それは禁句。許されない言葉になる。

 2ステージ制を導入することを決めてしまったJリーグが、いますべきことはキチンとした理想を掲げることだ。「後進国」を自覚し、あらゆる手を講じて、そこからの脱皮を図ることだ。もし日本代表が右肩下がりに陥れば、30%はとうてい望めない数字になる。10%しか望めなくなる時が訪れない保証はない。その時、Jリーグがいまと同じ5%以下では、サッカー人気は地に落ちたも同然。

 これまでの20年、日本のサッカー界は代表人気に支えられてきたが、これからの20年はどうだろうか。代表が右肩上がりを続けることは、かなり難しいと睨んでいる。Jリーグが日本サッカー界を支えなければならない時が、迫っている気がしてならない。

 すなわち、従来の日本人的気質には変化が求められている。Jリーグの戦いは、国内戦ではあるけれど外国文化だ。逆に代表の戦いは、国外戦ではあるけれど日本文化。敵対心が海外に向きやすいその日本人気質を、外国的なものに変えてやる必要がある。そのあたりにまで踏み込んでいかないと、Jリーグは日本サッカー界の救世主にはなれない。その将来は暗いと思う。とりわけいま、Jリーグには中期的な戦略が不可欠。と同時に、優秀な人材も不可欠。そう思えて仕方がない。