工夫のない「ひな壇番組」が増えてきた理由とは
たしかに、そうかもしれない。だが、「ひな壇番組」など渇望していない筆者は、「アメトーーク!!」以外の「ひな壇番組」は見ていない。たまたまテレビを付けたときに見かける「ひな壇番組」の画面を見ていると、昔、雑誌で見たことのあるタイのソープランドを連想してしまう。
客とソープ嬢とは、金魚鉢と呼ばれるガラスで仕切られている。ひな壇には、客からの指名を待つソープ嬢がずらりと並ぶ。考えてみれば、「ひな壇番組」の出演者だって、局から指名されなくなったら商売にならない。どちらも、生き残るのはたいへんなことだと思う。しかし、そのことと「ひな壇番組」がつまらないこととは関係ない。
番組の制作者には、もっと工夫してほしい。横並びじゃないと、乗り遅れてしまうなどとビビらないでほしい。冒険してほしい。予算がなくても、工夫次第でおもしろいことがいくらでもできることは、ニコニコ動画やYouTubeを見ていればわかると思うのだが。
(谷川 茂)

