2013−2014年 海ドラ新作情報、到着！＜CBS・ドラマ編＞

いよいよパイロット・シーズンが到来。今年はどんなシリーズが登場するのか。その候補生とも言える新作パイロットを放送局ごとにご紹介しよう。

■ABC＜ドラマ編＞＜コメディ編＞もチェックを！

CBSがピックアップしたドラマは12本。
サスペンス、スリラーが多いが、なかでも同局が最も力を入れているのが、スティーヴン・キング原作×スティーヴン・スピルバーグ製作のSFスリラー『UNDER THE DOME』 ！　創作の中心には『LOST』の実力派ブライアン・K・ヴォーンをしっかりと置き、万全の態勢で挑む。本ドラマはすでにオンエアは決定しているので、あとはシリーズが続くかどうかの問題となる。

その他に、ヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマー製作の政治スリラーや80年代に大ヒットした懐かしき『ビバリーヒルズ・コップ』のドラマ版、『コールドケース』のキャスリン・モリスのテレビ復帰作など、話題性に富んだラインナップとなっている。

【ドラマ】
■『THE ADVOCATES』
『THE MENTALIST/メンタリストの捜査ファイル』の製作者であるブルーノ・ヘラーが手がけるリーガルドラマ。女性弁護士と刑務所から出所してきた男がチームを組み、弱者のために法律スレスレのところで闘う。出演は、『サウスランド』のベンジャミン・マッケンジー、『グレイズ・アナトミー』に複数回ゲスト出演している女優、マンディ・ムーアほか。

■『ANATOMY OF VIOLENCE』
クオリティ、人気ともに文句なしの政治サスペンス『HOMELAND/ホームランド』を手がけたハワード・ゴードン、アレックス・ガンザが製作総指揮を務めるクライムサスペンス。出演は、『ジェリコ　〜閉ざされた街〜』のスキート・ウールリッチと『HOMELAND』のデヴィッド・ヘアウッドほか。異常な犯罪を専門とする犯罪心理のスペシャリストが、若き女性刑事とともに事件捜査に乗り出すサスペンス。長年、ジョニー・デップに似ていることから、比較されてきたスキートは、最近ドラマ界に活躍の場を移して、ジョニーの影を払しょくしている。最強の製作チームがしかける新作ドラマの主演ということでますます注目が集まりそうだ。

■『BACKSTROM』
『BONES ボーンズ−骨は語る−』のハート・ハンソンが、スウェーデンの犯罪学者であり人気作家の原作小説をドラマ化。主人公は、短気で、太り気味の刑事。何度も自分を変えようと試みるがなかなかうまくいない。有能だが、変わり者...という主人公像は、『ボーンズ』に通じる。出演は、『ザ・オフィス』のレイン・ウィルソン、『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』のデニス・ヘイスバートほか。

■『BEVERLY HILLS COP』
80年代に大ヒットした刑事コメディ映画『ビバリーヒルズ・コップ』のドラマ版。同作で主演を務めたエディ・マーフィが、『ザ・シールド　〜ルール無用の警察バッジ〜』などの製作総指揮として知られるショーン・ライアンとタッグを組む。ドラマ版では、映画の主人公であったアクセルの息子ブランドンが主人公となり、活躍する。同ドラマで主役に抜擢されたのは、『トロピック･サンダー/史上最低の作戦』『パーシー･ジャクソンと神々のオリンポス』などの映画に出演し、スタンダップコメディアンとしても注目される期待の新人ブランドン･T･ジャクソン。ポイントは、"リメイク"ではないということ。どちらかといえば"映画の続き"という感じが強くなりそうだ。というのもエディは、映画の第4弾を作るべく、企画を進めていたが、それが難しいということでドラマで再挑戦したという経緯があるからだ。

■『HOSTAGES』
ヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマーが手がけるサスペンス。主演は、『ヒッチコック』『イン・ハー・シューズ』など映画界で活躍する実力派女優トニ・コレット。映画『アルゴ』に出演していたテイト・ドノヴァンと夫婦役を演じるという。ワシントンDC在住の優秀な女性外科医である主人公が、ある日、アメリカ合衆国大統領の手術の執刀医に指名される。しかし、何者かに家族が人質にとられ、政治的な陰謀に巻き込まれていく...。イスラエルの政治ドラマをリメイクしたものだが、『HOMELAND』も元々はイスラエルのドラマ。どうやら政治サスペンス界では、イスラエルのドラマが熱いようだ。

■『INTELLIGENCE』
『Terra Nova / テラノバ 未来創世記』のレネ・エシェヴァリアが製作総指揮を務め、映画『スタンドアップ』の脚本家マイケル・サイツマンが脚本・製作総指揮として参加する。ハッカーたちから機密を守るサイバー司令部を舞台にしたドラマ。特殊能力を持つエージェントを中心に彼らの活躍を描く。そのエージェントは、脳にマイクロチップを植え込まれ、あらゆる電磁スペクトルにアクセルが可能に...。『LOST』のジョシュ・ホロウェイ、『CSI：科学捜査班』のマージ・ヘルゲンバーガーほか。

■『THE ORDAINED』
製作総指揮は『ボーン・レガシー』『戦火の馬』『ベンジャミン・バトン　数奇な人生』を手がけたフランク・マーシャル。ケネディ家を連想させるような一家を舞台に、政治家である姉（もしくは妹）を暗殺から守るため、神父から弁護士に転身した主人公を描く。主演は『ボードウォーク･エンパイア　欲望の街』のチャーリー･コックス。その他、『プライベート・プラクティス』のオードラ・マクドナルド、『アルカトラズ』で共演したサム・ニールとホルヘ・ガルシア（『LOST』）も出演。

■『RECKLESS』
『ゴースト　〜天国からのささやき』イアン・サンダー＆キム・モーゼス、そして『恋するブライアン』の企画、映画『シティ・オブ・エンジェル』などの脚本家で知られるダナ・スティーヴンスが製作総指揮を務めるリーガルドラマ。出演は、『The O.C.』のキャム・ギガンデット、『MAD MEN　マッドメン』のマイケル・グラディス、『CSI:マイアミ』のアダム・ロドリゲスなど。イケメン率が高くなりそう!?

■『SECOND SIGHT』
『HOMELAND』の製作総指揮の一人、マイケル・クエスタと『CSI』シリーズの企画・製作総指揮で知られるキャロル・メンデルソーンが、イギリスの刑事ドラマをリメイク。オリジナル版の主演は、クライブ・オーウェン。謎のウイルスに感染し、視力を失うという難病にかかった刑事を演じていた。彼は、視力を失うことで、以前は見えなかったものが見えるのようになっていく...これがタイトルの"セカンド・サイト（第2の目）"だ。主演は『マイネーム・イズ・アール』のジェイソン・リー。その他、『CSI：科学捜査班』のエリック・ジェンセンなども出演が決まっている。

■『THE SURGEON GENERAL』
製作総指揮は『ライ・トゥ・ミー　嘘の瞬間』のサミュエル・ボームが手がける医療ドラマ。国家最高権威の医療機関で働く医師たちを描く。出演は、『コールドケース』のキャスリン・モリス、『ブラザーフッド』のジェイソン・アイザックスほか。

■『NCIS：LA〜極秘潜入捜査班』のスピンオフ(タイトル未定)
出演は、『SEX AND THE CITY』のエイダン役でお馴染みのジョン・コーベット、『NCIS： LA』シーズン3に登場したNCIS副局長役のミゲル・フェラー、『ER緊急救命室』のスコット・グライムス、『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』のキム・レイヴァーほか。この新しいチームは、現在アメリカにて放送中の『NCIS：LA』シーズン4で紹介される。事件を解決するために全米で捜査を展開する特別なチームで、仕事だけでなく衣食住も共にするという。

■『UNDER THE DOME』
こちらは夏からの放送が決まっている人気ホラー作家スティーヴン・キングの原作ドラマ。CBSで今年最も注目を集まる新作だ。原作者のスティーヴン・キングを始め、製作総指揮にはスティーヴン・スピルバーグなどが名を連ねる。脚本を担当するのは、『LOST』シーズン3〜5で、共同プロデューサー/エグゼクティブ・ストーリーエディター/脚本家を務めたブライアン・K・ヴォーン。パイロット版の監督をスウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を手がけ、謎めいた世界観の演出には定評のあるニールス・アルデン・オプレヴが担当するなど、まさに最強チームで挑む。
舞台は人口千人あまりの小さな町。その町がある日突然、見えないドームによって外界から隔絶されてしまう。住人たちは生き残りをかけて、ドームの謎の解明に奮闘するが...。出演は、『シークレット・サークル』のブリット・ロバートソン、子役のコリン・フォード（『SUPERNATURAL　スーパーナチュラル』でサム・ウィンチェスターの子ども時代）、『トゥルー・ブラッド』のアイシャ・ハインズなどが決定している。（海外ドラマNAVI）