消費者庁は、2012年11月以降に、通信販売を装ったSIMフリースマートフォンの勧誘を巡るトラブルの相談が消費者庁越境消費者センター(CCJ)および各地の消費者センターに寄せられているのを受けて同庁が調査したところ、特定の法人の事例について不当な勧誘行為を確認したと発表し、注意を呼びかけた。

今回、不当な勧誘行為を確認した事業者名はSKS Telecom Co.,Ltdで、ショップの名称は「SKS Telecom」(http://www.skstelecom.com/)。同社はWebサイトでSIMフリースマートフォンの通信販売を行っており、消費者が指定口座に代金を振り込んだことを確認後、在庫品は3〜6日以内に発送し、予約品は具体的な入荷予定日を示して入荷後に出荷するとしている。しかし、同庁は消費者が同社に代金を振り込んだあとに、申込時に見込まれた到着予定日を数週間経過しても消費者のもとに商品が送られていないことを確認したという。

また、不審に思った消費者が同社から提示されたEMS(国際スピード郵便)の問い合わせ番号の郵便物が発送されていないことも確認している。さらに、同社がWebサイト上に記載する所在地に郵便物は届かず、電話番号も不通となっている。これらのことから、同社が行っている通信販売には実体がないと強く疑われるため、同社がWebサイトを利用して行っているSIMフリースマートフォンの勧誘には決して応じないよう呼びかけている。

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発表資料

発表資料
URL:http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/121214adjustments_2.pdf
2012/12/17