選手たちの素晴らしい活躍ぶりに、多くの人々が力をもらい、勇気づけられたロンドン五輪
そんな華やかな大舞台を、影で支えていた存在がある。各競技種目で使用する公式球や整備器具などのスポーツアイテムを提供した、技術開発メーカーだ。各国から様々な企業が協賛した中、日本の製品や技術も大きく貢献。選手たちの獲得したメダル同様、モノづくりへのこだわりがキラリと光っていた。

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たとえば、卓球の公式球を製作する、日本卓球株式会社。かつては英国製が主流だったが、同社が完璧な球体状の“真球”の大量生産を可能にしたことから、ここ3年、オリンピックでも採用されるように。

こうした日本企業の活躍についてブロガーたちは、
・日本の技術は世界に誇れる宝。なんだか「エッヘン!」って気持ちになる
・確かに日本の製品って本当に丁寧な仕事が施されているもんね。さすがっす
・愛ちゃんやカスミンたちを支えた縁の下の力持ちなんですね。かっこいい!
と、誇らしげなコメントをアップ。スポーツ用品に限らず、普段使う様々な日本製品の恩恵を振り返ってみても、納得できる部分が多いようだ。

また、1951年の創業以来、主に陸上競技を中心として日本のスポーツ界を支えてきた国内メーカーがある。その名は株式会社ニシ・スポーツ。中でもハンマー投げの“ハンマー”は、世界No.1のシェア率を誇り、ロンドンオリンピックでも室伏選手をはじめとする多くのアスリートたちに使用されている。
・遠心力を最大限に活かせるよう、球の重心をなるべく外側に置いてるんだって
・中心には鉛より重いタングステンを入れて、球の直径を小さくしてるらしい
・思い通りのところに重心をもたせるってすごい。まさに職人技だよね
このメーカーは、これまで様々なメディアに取り上げられてきたことから、ブロガーたちからの注目度も高い。特に、少しでも見た目の重量感を減らすため、球体の塗装カラーを明るいオレンジ色にしたという点については、「選手の心理まで見抜いた素晴らしい工夫」と、絶賛する書き込みが寄せられている。

その他にも、競技をプレーするうえで欠かせないこんな日本製アイテムが。
・サッカーの審判が使うホイッスル。音色が他のものとは全然違うんだって
・テニス&バトミントンで採用された「ガット張り機」って日本製らしいよ
・自転車用ヘルメットのあご紐。消臭機能付きだから臭わないとか
などなど、思わずそんなところにまで?と驚いてしまうほどの細かいポイントながらも、実に重要な製品ばかり。

競技では各国選手がしのぎを削って戦うが、その陰ではすべての参加選手を想ったアイテムが作られる。ロンドンオリンピックは幕を閉じても、選手と選手を支えるこうした企業との二人三脚は、これからも続いていくのだ。

(出羽恵実子/effect)

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