名勝負三度、メレンデスがギリギリの勝利
最終回、右フックの振りが大きくなっているメレンデス。細かいパンチから挑戦者が右を伸ばす。メレンデスはダブルレッグでテイクダウンを奪い、立ち上がるところでパンチを集中させる。距離を取り直したトムソンは、再びスイッチで距離を狂わせようと試みる。左を伸ばしたメレンデスに対し、左ハイを見せたトムソン。トムソンはさらに右フックを2度打ち込む。左を伸ばす王者に、挑戦者が右から左ハイへ。メレンデスはいつの間にアッパーが見られなくなっている。トムソンはショートの連打から、右ストレートを伸ばすなど、打撃戦でリードする。残り2分、目を突かれたと距離をとったトムソン。再開後、メレンデスの左が伸びる。
終盤の2Rはトムソンが取ったと思われる世界戦、ジャッジの裁定はまずスプリットと宣言される。最初のスコアは48-47でトムソン、続くジャッジは48-47でメレンデス、最後の一人は48-47でメレンデスに。「トムソンはいつもタフな相手だ。僕のベストパフォーマンスじゃない。彼はアメージングだった。5Rはテイクダウンを奪われたけど、コントロールしていたのは僕」という王者に大きなブーイングが送られた。
対してトムソンは「ブーイングをギルバートに送らないでくれ。ギルバートは素晴らしいファイターなんだ。みんな、4度目の試合が見たかい?」と、最高の試合を微妙な裁定で落としたにもかかわらず、完全な優等生発言。結果、次への期待をつなぐ最高のマイクとなった。
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