PRIDE全盛期のような中国MMA大会
湖南省長沙市長沙賀龍体育店、フーナンの省都チャンシャー市にあるホアローン・スタジアムは体育館ではなく、5万人収容の競技場。今大会はリング使用で、キックとMMAの試合が行われ、3万人近い観客が集まった。巨大なスクリーンからファイターが登場するさまは、まさにPRIDEそのもの。ルールは5分×3Rで、祖根は本来バンタム級のファイターだが、今回は65キロマッチで出場した。
筋肉隆々、なかなかの二枚目で抜群の人気を誇るヤンだが、祖根陣営が立ち会えない計量でガッツポーズを見せていたものの、実のところは計量オーバー。後からそれを知った祖根サイドが抗議し、1ポイントペナルティが与えられた。
序盤は互いに間合いを計りながら、静かなスタートに。距離を詰めたヤンが首投げから、テイクダウンを奪い、バックに回り込むと、祖根が返して立ち上がる。動きが二転三転すると、湖南省のファンはグランドでも立ち上がって、大いに沸いた。
その後、体格で優るヤンがシングルレッグ、サバ折りでテイクダウンを決めるも、グラウンドでのブレイクが多く、ヤンのパウンド後にスタンドで再開になる展開が続く。祖根も1Rに一度、2Rにもサバ折りでトップを奪うが、ハーフを取ったヤンの肩ブリッジで態勢を返され、有効な攻めを見せることができない。
ガードからヒザ十字も狙ったが、ヤンはロープを掴んで足を引抜き、レフェリーも注意を与えない。そんな細かい部分も見られたが、優勢に試合を進めていたのは明らかにヤンの方。強烈な左フックを振るうヤンに対し、祖根も左ミドルをヒットさせるが、どうしても押し込まれ、組まれて倒されてしまう。
3Rに入ると、距離をとってポイントアウトに出たヤン。一気に近づくと、左フックや左ボディを打ち込み、サッとを距離をとる。なかなか追い込むことができない祖根は、ここでシングルからテイクダウン、バックを奪われそうになり万事休す。
そのままタイムアップとなり、ヤンが判定で祖根を下した。次戦はホームグランドHEATのケージのなかで、記念すべき20回大会=ディファ有明(17日・土)で、京都のGSPこと釜谷真(Team Touri)と対戦する祖根寿麻から、ヤン戦、中国で3万人を前でのファイトに関して、下記のようなコメントが届いている。