「早稲田映画まつり」の『冷たい熱帯魚』のイベント、黒沢あすかもサプライズゲストで登場
 今年で23回目を迎える学生による一大コンペティション「早稲田映画まつり」が12月21日より早稲田大学大隈講堂にて開催されている。このイベントの特別企画「キネマ旬報 映画・映像業界セミナー」に、映画『愛のむきだし』などで学生から圧倒的な支持を受けている園子温監督が招かれた。

 園監督は映画・映像業界を目指す学生に向けて、来年1月29日より公開となる、最新作『冷たい熱帯魚』を例に、製作から公開に至るまでの経緯を語った。熱意ある学生達からたくさんの質問が投げかけられた。日本映画についての現状を質問されると園監督は「救いのない映画が多すぎますよね(笑)。アメリカとかだと映画が面白ければヒットするんです。全く有名ではない役者が出て、そこから役者が大ヒットするという映画を作らなければいけないと思います。」と役者を育てる映画の大切さを熱弁した。

 園監督の『冷たい熱帯魚』は、実在するいくつかの猟奇殺人事件にヒントを得て人間の狂気と極限の愛を描いたサスペンス。小さな熱帯魚店を営む社本(吹越満)の家庭では、年頃の娘(梶原ひかり)が若い後妻(神楽坂恵)に反発しており、そのため彼と妻との関係にも亀裂が生じていた。そんなある日、彼は娘が起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田(でんでん)の事業を手伝うことになり、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく。

 海外の映画祭で高い評価を受けているこの映画、日本映画界に革命を起こす作品になるのかどうか、2011年1月29日(土)に注目だ。

園子温監督作品『冷たい熱帯魚』公式サイト