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「クリミナル・マインド」 や 「CSI:」 などをヒットさせ 、ミステリー・ドラマには定評がある全米CBSネットワークで2008年9月にスタートした『THE MENTALIST/メンタリスト』。放送を重ねるごとに視聴率を上げ、遂には「LOST」、「24」、「グレイズ・アナトミー」を超える人気ドラマとなった同作が、ついに日本初上陸となる。

タイトルの “メンタリスト” とは、読心術・テレパシーといったメンタルマジックを行うパフォーマーのこと。観察や会話を通して相手のことを言い当てるコールド・リーディングや、事前リサーチをもとに相手の心を言い当てるホット・リーディングといった話術、暗示や催眠術を用いる。これらのメンタルマジックを駆使する “メンタリスト” の中には、自らを霊能者(サイキック)や超能力者であると装うものがいる。米国ではあちこちに霊能占い師(サイキック)の店があるのだが、当たると評判になり人気がますます高まるプロフェッショナルであり、テレビに出演するメンタリストやサイキックも多いのだ。

同作の舞台は、米カリフォルニア州を管轄とし、各地で凶悪犯罪の捜査にあたるCBI(カリフォルニア州捜査局)。捜査チームを率いる女性捜査官リズボンは、ある異色の人物を捜査コンサルタントに招くところからエピソードがスタートする。彼の名はパトリック・ジェーン。人気の霊能占い師(メンタリスト)としてTVなどで活躍してきたミステリアスな男だが、捜査の現場での行動もあまりに型破り。被害者の家に勝手に上がり込んだり、事情聴取でいきなり 「君が犯人か?」 と尋ねたり、事情を知っていそうな者に催眠術をかけてみたりと、いずれも大胆不敵すぎるのでリズボンとその部下たちは戸惑う。しかし、ジェーンにとってはすべて意味がある行動。捜査陣が加害者(犯人)に目が行きがちな中で被害者の周辺から事件解決の糸口を見つけ出し、関係者を挑発して相手の行動や言動を観察し、催眠術のテクニックも確実に効果を発揮する。鋭い観察眼を駆使し、人々が心の裏に隠した真実を読み取り、いつしか事件を解決に導く、前代未聞の名探偵が「メンタリスト・ジェーン」なのだ。

このドラマが全米で支持される要因は、主人公パトリック・ジェーンの個性的なキャラクターだろう。普段は明るく振舞っているのに、捜査がはじまると鋭い観察眼で相手のふとした表情や些細な会話から心を読み、難事件をいとも簡単に解き明かす。まるで現代版シャーロック・ホームズ、または刑事コロンボを連想させる。また、毎回起こる殺人事件を一話完結で描く一方で、ジェーンの妻と子供を殺した謎の連続殺人鬼 “レッド・ジョン” との攻防がエピソードをまたいで展開されていく手法は、まさに日本人好みな正統派ミステリー・ドラマとえるだろう。

パトリック・ジェーンを演じるのは映画「プラダを着た悪魔」でプレイボーイのライター役を演じたサイモン・ベイカー。サイモンはこの作品でエミー賞、ゴールデングローブ賞などに次々とノミネートされるなど、全米でももっとも注目される俳優のひとりとなった。辛口で有名なアメリカメディアではあるが、USAトゥディ誌は「THE MENTALISTは、最高のキャストが揃った、最高の脚本のドラマ!」と称賛している。

CBSではシーズン1の最終回を放映直後にシーズン2の継続を決定。さらに今秋にはシーズン3の放映が決定するなど、現在、全米中で放映中の連続ドラマにおいて最注目作品といえる。DVD vol.1は11月10日より発売開始、コレクターズボックスは11月17日より発売開始となる。

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