――すごく忙しくされてるなと、端から見てても感じるんですけど、仕事以外でリラックスするための方法はありますか?

中川:イラストを描いている間は無心になれるので(笑)。昔と違って、最近CGという感じじゃなくて、絵の具みたいに塗れるソフトとかも出たし。あとは、ネットショッピングで買い物しまくってる時(笑)。

――また部屋に物が溜まってきますね(笑)。

中川:溜まってきましたね。ダイエットマシンとか、デッカいのをいっぱい買って、すんごい請求が来て今、困ってるんですけど。罪悪感無しに買っちゃうから、クリックした瞬間に色んなストレスがスッと消えるんです。メルマガのチェックを外し忘れて、いっぱい来るんですけど(笑)。

――ダイエットとか、あまりしてなさそうなイメージが勝手にあるんですけど。

中川:いや。夏の海外遠征や深海、恋活遊園地などで4キロ太りまして(笑)。足を置いてパカパカしてお尻とかを鍛えるヤツで、2.5キロ戻した所まで来たんですけど。日々時間が無い中で、一番美味しい物を食べたいと思っちゃうから、もうダメですねぇー。男の人ぐらい食べるから、その分肉になっちゃうんですよ。

――美容や健康管理で気を付けていることはありますか?

中川:サプリメントとか半身浴とか、出来ることはやろうって、24歳になってからすごく思ってますね。

――デビュー前にインタビューした時は、正直こうして音楽活動を継続されて、3年後に10枚目のインタビューをする日が訪れるとは思っていなくて。ヲタク文化から出てきたイメージがあったので、今やこうして色んな企業のCMに出たりテレビで活躍されている姿を目にすると不思議な感覚で。ご自身ではここ数年間の変化をどういう風に感じているのかなと。

中川:昔のアイドルって歌が主力という感じだったけど、今はCDデビューといっても1枚で終わったりする時代だから、って思っていたんですけど。今ってアニメソングとかがすごく普通にベスト10に入る時代だし、また様子が変わっていってる最中なんだろうなと思って。最初は、まさか自分でも歌を続けて出せると思わなかったんですけど、コンサートが始まってから、コンサートだから分かることとか、知ったこととか、作っていくものがいっぱいあるし、まだまだ始まったばっかりだなと思っていて。

元々歌をやる前にも、大好きなイラストで連載できた瞬間とか、ラジオとかテレビとかも楽しかったんですけど。歌とコンサートが始まって、そのお陰で仕事の幅が広がったことによって、毎日すごく仕事に隙間が無くなって(笑)。忙しいんだけど、ドキドキもするというか。毎回、人前に出るのがすごく怖いので、いつも緊張しちゃうんですけど。歌だけじゃなくて、他のお仕事もしたいし。色んなことが出来て、しかも全部好きなことから繋がっているのは、すごくありがたいことだと思うので、今の一瞬一瞬を噛み締めたいなと思いますし。一番は「生きた証を残したい!」と強く思うので、それこそコンサートの瞬間だったり、歌ですね。松本隆さんに書いて頂けた時に「歌は30年経っても40年経っても宝物だから、大事に歌いなさい」って言われて。本当に宝物で、生きた証だー!と思いました。

――10月24日には武道館でのワンマンライブが控えていますが、どんなライブにしたいですか?

中川:古くからある建物がすごく好きなんですけど、その代表格が武道館という伝統の場所で。しかも、憧れの聖子様のコンサートでいっぱい通ってる場所で、最後に行ったのも聖子さんのコンサートだし。こんな一世一代の、人生であるか無いかといったら、もうほぼ無いと思っている武道館がもう目前で。「アイドルは武道館!」という憧れの場所で歌えることをすごく噛み締めながら頑張ります。ツアーと違って、超貪欲祭りに。ツアー2回とコンサート1度だけしか経験が無いんですけど、その間にも育まれたみんなとの絆とか、コンサートって一瞬一瞬が戦いで、全てを作っていって、こんなにスリルがあって楽しいことって無いと思うんですね。自分が自分じゃなくなる瞬間というか、自分の中に無いと思ってた、すごくポジティブな自分が1番出る場所だし。もう「派手じゃな!」っていうイメージで、登場から最後まで帰って頂ける様にしたいです!(笑)。

中川翔子インタビューライブレポート - アーティスト情報