――ミチは、いとこのお兄さんである俊太郎に恋心を抱いていたのですが、原田さん自身年上の男性に惹かれることはありますか?

原田:私は、年上にしか惹かれたことがないです(笑)。なぜか。なんでですかね?別に意識してるわけじゃないんですけど、惹かれる人は全部年上なんですよね。

――では、ミチにも共感できた?

原田:そうですね。でも、ミチの場合はちょっと普通の恋心とはまた違って、これは恋なのか、彼女は最後までいとこのお兄ちゃん、いとこの家族的な親しみなのかってすごく微妙じゃないですか。なので、そういう複雑な感情を表現するのが一番難しかったといえば、難しかったかなあって。

――ミチは女子高生でありながら、ステンドグラス作家として才能を発揮しているんですが、原田さんが女子高生時代はどんな女の子でしたか?

原田:私は高校の頃は音楽部に入っていて、合唱とかミュージカルをやってたんですね。なので朝晩部活でやって、高校時代は、音楽部がほとんどですね。土日とかもコンクールだったら行ったりとかするし、ミュージカルの練習みんなでやったり。

――ではあまり恋愛の思い出も無く?

原田:高校時代ですか?高校時代は、学校もあるし、部活もやってたし、好きな人と過ごすって言っても、学校帰りにちょっと会うとか、受験の時期は一緒に受験勉強するとかそういう感じでしたよね。

――「アリア」の中で、原田さんが一番気に入っているシーンはありますか?

原田:そうですね、いくつかあるんですけど。神社で啓吉くんに呼び出されて、2人で境内に座って話しているシーン。あの緊張感とか。実は撮影中に救急車が通ったんですね。一番ピークの、私が泣いて、啓吉くんに「何でだよ!」って責められているシーンの時に、ちょうど救急車が通っちゃって。すっごい遠くまで行かないとサイレンの音が消えないんですよ。ずっと響いてて、同じ状態で耐えてて。でも感情が切れなくて、またスタートした時にワーって感情があふれたくらい。あのシーンはかなり自分の中では印象に残ってますね。

――お仕事で疲れた時に自分なりのリフレッシュ方法など持っていますか?

原田:そうですね、私はひたすら、美味しいものを食べてマッサージに行って、もし時間があれば1人でドライブ行ったりするのが、かなりリフレッシュ。

――映画とか普段観られますか?

原田:映画は、そうですね、映画館で観ることもあればDVDを借りてきて観ることもあるんですけど、最近は映画館の方が多いですかね。

――それは、邦画洋画問わずに?

原田:洋画が多いですね。邦画を見る時は、仕事的に観なきゃって勉強として観ることが多いですね。洋画の方が「あ、これ観たい!」って思って観る感じで。

――憧れの女優さんはいらっしゃいますか?

原田:もう、いっぱいいますよ。うん。私と同年代の人でいうと、あの、「ブーリン家の姉妹」の、ナタリー・ポートマンとか!あとベテランでいうと、ケイト・ブランシェットとか。その人自身のキャラは強くないのに、役になりきっちゃう人。映画も作品によって全然違う人にとても憧れるんで。

――日本ではどなたかいますか?

原田:日本でいうと、篠原涼子さんとか永作博美さんに憧れたりしますし、ベテランでいうと原田美枝子さんとか。田中裕子さんとかですね。