レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」

ダ・ヴィンチ・コードで暗号が含まれてるとされたことで、再注目された「最後の晩餐」ですが、このたびの研究により、食べている料理が今までの定説であった子羊の肉やパンではなく、うなぎのオレンジスライス添えだということが判明したそうです。

と言われても、そもそも定説が何かも知らなかったというか、気にしたこともなかったわけですが…。

最後の晩餐のメニュー

「Gastronomica」という雑誌でJohn Varriano氏が発表したもので、最後の晩餐の修復作業により絵の詳細が判別しやすくなったことと、当時普及していた料理のメニューから分析した結果、うなぎのグリルとオレンジスライスだという結論に至ったそうです。

専門家が分析した結果といわれると、素人としては、きっとそうなんだろうと思うしかないのですが、拡大した絵を見ても食器しか見えないので、今ひとつ納得しにくいものはあります。

海外サイトの反応も似たようなものが目立っていました。

なんでも最後の晩餐が描かれたルネサンスの時代は、魚料理が流行っていてダ・ヴィンチの買い物メモにもうなぎ料理がたびたび記されているそうです。

あくまでダ・ヴィンチ作の最後の晩餐で描かれているだけであって、実際にイエス・キリストと十二使徒が食べていたわけではありませんが、オレンジ添えのうなぎ、どんなものか食べてみたくなりますね。

でも最後の晩餐で何かを選ぶことになったら、うな重(特上)の方がいいです。

The Last Supper Menu: Revealed! (The Food Section: Appetizers)より

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