若月佑美、創作の意欲は日常の違和感から 15周年記念作品集で表現
◆■アイドルからアーティストへ
若月佑美(以下、若月):本当、早いですよね。あっという間に15年も経っていて、自分の実感よりも周りのファンの方で、当時学生だった方が今は社会人になっていると聞くと、それだけ月日が経ったんだなと驚きです。その分、これまでやってきてよかったなと思います。
--若月さん自身、濃縮された時間を過ごしてきたと思いますが、振り返ってみていかがですか?
若月:グループで活動していた期間が約7年で、今年で卒業してから8年になるので、アイドルだった頃を超えてしまって。卒業後の方が長くなったことにもびっくりしています。もう怒涛の日々だったのですが、いい思い出もたくさんありますし、だからこそ一瞬で過ぎてしまった感覚です。学生時代の部活動があっという間だったように、アイドル時代も、今ここに立っている自分もあっという間に時が過ぎたなって。
--では、その一瞬だった時間の足跡が、この作品集に収められているんですね?
若月:そうですね。今までの自分を振り返るとともに、じゃあ、これからどうしていこうかという何かを提示できたらいいなと思っていました。写真集とか、小説とか、エッセイとかではなく、作品集というジャンルを選んだのも、今までの人生を振り返ったときに、幼稚園の頃から絵を描いていたりとか、あと、漫画が好きだったりとか、芸術に触れる機会も多くて、「自分の好きって何だろう?」って考えていたときに自分の中でしっくりきたんです。
--幼稚園の頃から絵を描いていたということですが、幼少期の頃から何かを描くことが好きだったんですか?
若月:おじいちゃんが絵を描く先生をやっていたんです。でも、私は習ったことは一度も無かったんですけど、自主的に絵を描くことに対して、喜んでもらえる人がすぐ近くにいたことが大きかったと思います。上手下手関係なく、隣で一緒に絵を描くことで「嬉しい」と言ってくれる人がいることが私も嬉しくて、たくさん描いてました。今見るととても下手な絵なんですけど、でも、絵画を描くことの楽しみは小さい頃から感じていました。
