SHO【Traveler】が「【日本人はほぼ行かない】デパートを作っても1年以内に潰れる台湾の街「苗栗」に行ってみたら…」を公開した。動画では、台湾の苗栗市に残る、開業からわずか1年以内に閉店した2つの巨大デパート跡を巡り、その数奇な歴史と現在の姿を紹介している。

台湾の西側に位置する人口約8万5千人の街、苗栗市。1990年代、この街には大型デパートが相次いで開店したが、特に大きかった2つの店舗がどちらも1年以内に営業を終了したという不思議な歴史を持つ。SHOはまず、駅から徒歩10分ほどの場所にある「乾鉅百貨」の跡地を訪れた。1990年頃に完成し、約1億台湾ドルを投資して約2000坪の売り場と100人以上の雇用を見込んでいたが、現在は異様な雰囲気を放つ古い建物となっている。内部は所有権が複雑に分かれているため全体管理が難しく、一部が住宅やカラオケ店として使われるのみで、残りは薄暗い廃墟状態となっている。

続いてSHOは、1996年に完成した地下3階・地上10階建ての「鈆友百貨」の跡地へ向かった。こちらも開業から1年経たずに閉店しており、現在は1階にマクドナルドが入る以外は閉鎖されている。SHOは、これらのデパートが短期間で失敗した背景について、地元住民が新竹や台中など近隣の都市へ買い物に出てしまう問題に言及。「地元から外に流れていってしまったお客さんを、わざわざ戻ってこさせるための魅力を作ることができなかった」と分析した。

「鈆友百貨」の建物は現在、苗栗市によって高齢者向けのデイサービスや宿泊施設などへの改装が検討されているという。かつて大きな期待を背負って作られた巨大デパート跡は、街の人口動態や消費行動の難しさを生々しく伝える歴史的遺物として、今も静かに街角に佇んでいる。

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