2025年に18年間の現役生活に幕を下ろした中田翔さん。新たな舞台に選んだのは名古屋でした。
 自身が監修する野球教室を開校し、小中学生への指導に情熱を注いでいます。子供たち一人ひとりに寄り添いながら、野球の楽しさを伝える中田さん。そこには「野球をもっと好きになってほしい」という強い思いがありました。

 2025年、ファンに惜しまれつつ引退した球界の「大将」こと中田翔さん。




 2年連続最下位だったドラゴンズを救うべく、ジャイアンツから加入しましたが、持病の腰痛が再発。思うようなバッティングができず、18年のプロ野球生活にピリオドを打ちました。

 引退からおよそ1年後の2026年8月、中田さんは名古屋市港区に自身が監修した野球教室「Aim for the TOP」を開校しました。




中田さん:
「とにかく楽しく野球をする。野球をもっと好きになってもらいたいことがメインですね。沢山の方に『なぜ名古屋?』と言われるが、第2の人生をスタートさせるのであれば、最後お世話になった球団の元でスタートさせたい思いがあったので、名古屋で」

 自費で数億円をかけて建設し、8月にオープンしたばかりですが、すでに小中学生約160人が入会しています。




中田さん:
「かわいいでしょ。子供たちがかわいいと思っていなかったらこんなスクールやっていないよ」

 1球1球打つたびにアドバイスして、褒めることを大切にしている中田さん。実際にバットを握り、見本を見せることもあります。




中田さん:
「指導というより寄り添うに近い感じ。子供たちの引き出しを増やす作業を僕たちがサポートしてあげたい」

練習中にはこんなやりとりも…

中田さん:
「OK?『はい』なんか、そんなかしこまった返事いらん』

中田さん:
「うちのスクールは『OK』で統一しているので。子供たちと僕らの間柄で変な壁を作りたくない。緊張感を持ってやるような環境作りが僕は嫌だったので」

 子供たちが楽しく練習に取り組めるような企画も考案しました。

中田さん:
「ホームランのこれ(的)は小さいからなかなか難しいけど、バンバン子供たち当てるから、ちょっと失敗したなと」

 マシンを使った打撃練習で中田さんのシルエットが描かれた的に20回当てると、中田さんの自費でスパイクやバットなどをプレゼント。




中田さん:
「硬式用のグローブも今では5万~6万円するんじゃないですか。だから少しでも支えになればいいかなという考えと、子供たちが純粋に『惜しかった』『当たった!』と、楽しんでやってくれる光景を見られるのが僕はうれしい」

 通算309本のホームランを放った中田さんからの指導に子供達は…。

子供たち:
「本物と毎週会えるなんて、すごすぎると思った。失敗しても『ここをこうすればいいよ』などと言ってくれるからすごく安心」
「優しく教えてくれるから分かりやすいし、ちゃんと意識できるように教えてくれるから、バッティングもどんどん良くなってきました。野球やっていてよかった。生まれてきてよかった」




中田さん:
「子供たちがワイワイして、ニコニコしながらやっている光景を見るのが好きでここに来ているので、僕も一緒になって楽しみたい、一緒になって成長したい。いろんな子供たちがワイワイできるような企画を組んでいけたらいいなと思います」