CFで先発出場した前田はノーゴールに終わった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 試合前日に来日したウルグアイ代表に、日本は苦戦を強いられた。球際の競り合いで劣勢に立つ局面が目立ち、浴びたシュートは日本の倍の16本。3-1というスコアだけで、この一戦を評価するわけにはいかない。

 GK早川友基のセーブがなければ、終盤の2ゴールが生まれる前に勝負は決していたかもしれない。日本は松木玖生の鮮やかな一撃で先制したものの、30分を過ぎるとウルグアイの圧力に押され、主導権を手放した。前半終了間際の失点は、その結果のひとつにすぎない。ボールロスト後の競り合いでも後手に回り、守勢に立つ時間が長かった事実を重く見るべきだ。

 正直に言えば、CBのロナルド・アラウホとMFのロドリゴ・ベンタンクールが交代してから、試合の緊迫感は薄れた。塩貝健人の決勝ゴール、上田綺世のダメ押し弾は見事だった。だが、相手の強度が落ちた終盤に奪った2点によって、それまでの苦戦を帳消しになどできない。
 
 では、何が必要なのか。相手が圧力を強めた時こそ、球際で踏みとどまり、奪い返したボールを簡単に手放さないことだ。先制後、日本には相手を押し返す時間を作れなかった。早川のセーブで失点を免れても、ボールを保持できなければ、流れは変わらない。

 勝利は喜んでいい。ただ、ウルグアイの主力がピッチにいる間に、なぜ流れを引き戻せなかったのか。3-1の勝利という結果よりも、その問いを持ち帰るべき試合だったかもしれない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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