松木玖生(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

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 第3次・森保ジャパンの船出となる国際親善試合ウルグアイ戦(24日=宮城)で、代表初招集にして目玉選手のMF松木玖生(23=サウサンプトン/英2部)がスタメンに名を連ね、いきなり結果を出した。

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 前半11分、右のウイングバック(WB)に入った松木に左WBの中村敬斗(26=リヨン/フランス)からロングパスが届く。

 そこから鋭くカットインして利き足の左足を振り切り、狙い澄ましたシュートを左サイドネットに突き刺した。初A代表・初先発・初シュート・初ゴールの離れ業をやってのけたのである。

 その松木は青森山田中で日本一。青森山田高で全国高校選手権など主要タイトル3冠に輝いた。2022年にFC東京入りした当時から「A代表入りは時間の問題」と言われていた。

 しかし24年7月にサウサンプトンに移籍して1年目、トルコ1部ギョズテペに武者修行に出されてから苦難続き。出戻ったサウサンプトンでは「人種差別と噂になった」(サッカー関係者)ほど監督に嫌われてベンチ外になることもしばしば。それでも昨年11月に現在のエッカート監督体制になって主力組に引き上げられ、それが今回の代表初招集につながった。

「中学時代から堂々とした立ち居振る舞いで大きな目標を臆面もなく口にし、大舞台でも動じないメンタルの強さに加え、同じレフティーということもあって<あのビッグマウスぶりは本田圭佑2世と呼ぶにふさわしい>と言われた。ようやくA代表の一員となった松木が大きな注目と期待を集める中、開始早々に一発回答で勝負強さも見せつけた」(前出の関係者)

 松木はゴール場面以外でも、右のインナーMFの堂安律(28=フランクフルト/ドイツ)と好連係を見せて相手ゴールに迫った。守っては北中米W杯のブラジル戦でゴールを決めた右ボランチ(守備的MF)の佐野海舟(25=マインツ/ドイツ)と絶妙の距離感を保ちながら守備にも精を出し、攻守にわたって存在をアピールした。

 元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏がこう言う。

「自陣左からの中村のロングパスを胸でトラップした時から、ドリブルでカットインしてシュートに持ち込むイメージを描き、最後は狙い通りの弾道でゴールを決めた。並外れた勝負強さも印象的でした。日本代表は来年3月から大岩剛監督体制となり、次のW杯を見据えて新戦力の台頭が不可欠ですが、松木のような若手実力派が結果を残すことで日本サッカー全体が活性化します。松木の活躍は、非常にポジティブなものとなりました」

 松木は後半18分、お役御免となってベンチに下がった。試合は3-1で勝利。松木を抜擢した森保監督も内心ニンマリだろう。

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