ホンダが新たに展開する原付二種ファンモデル専門店「Cub HOUSE」

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「CUB」の名称は3つのキーワードに由来している

 ホンダは2026年4月25日、新たなライフスタイル発信の試みとして埼玉県戸田市に「Cub HOUSE(カブハウス)」の国内初店舗をオープンしました。

 国内の物流拠点としても知られる戸田美女木エリアに位置するカブハウス1号店は、多様化するライダーのニーズに対応するため、従来のバイクショップの枠を超えた存在として設計されました。

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 カブハウスに対し、ホンダおよび「カブ」という名称から、名車「スーパーカブ」に関連した施設なのではないかと連想する人も少なくないかもしれません。

 しかし、同施設の名称に含まれる「Cub」は、「Culture(文化)」、「Unique(個性)」、「Bikes(バイク)」という3つの単語の頭文字を組み合わせたものです。

 一般的なディーラーとは異なり単に車両を陳列するのではなく、原付二種というカテゴリーが持つ手軽さや楽しさを再定義し、都市部での新しい移動手段とライフスタイルの融合を目的としています。

 実際に店内では、車両の展示販売だけでなく、ブランドの世界観を反映したオリジナルアパレルや、独自の質感を追求したカスタムパーツが提供されています。

 加えて、コーヒーを楽しみながらファン同士が自然に交流できるコミュニティスペースが構築されるなど、カブハウスはバイクのある日常がトータルで提案されているスポットといえます。

 ホンダは、カブハウスを通じて既存のファン層だけでなく、これまでバイクに触れてこなかった新しい層に対しても、自由で個性的な乗り物との付き合い方を提案していくとしています。

 そもそも日本で展開されるカブハウスは、2018年にタイで誕生した拠点が前身となっており、その先行拠点であるタイのカブハウスでは、現地市場のニーズに応じた独創的な限定モデルが多数発表されています。

 たとえば、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年を記念して企画された「C125 ディズニー リミテッド・エディション」は、レッグシールド部分にミッキーマウスのクロームエンブレムが配されるなど、随所にディズニーの要素が盛り込まれているのが特徴のモデルです。

 落ち着いた質感のサテンブラックで塗装した車体に、鮮やかな赤いシートを組み合わせることで人気キャラクターである「ミッキーマウス」を表現したこのモデルは、世界限定100台で販売されました。

 また、2024年に発表された「モンキー キングスペシャル カスタムエディション」は、東洋の古典である「西遊記」の主人公、孫悟空(斉天大聖)をモチーフに採用しています。

 車体はブラックとゴールドを基調とした重厚な塗装で仕上げられ、トランプの図柄を模したグラフィックや孫悟空の武器である如意棒を連想させる意匠、細部にわたる特殊なデカールなど、従来の「モンキー125」にはない装飾が多数あしらわれています。

 タイのカブハウスでは、これらの限定モデルが専用の展示ブースに配置され、車両単体ではなくひとつのアート作品のような見せ方でユーザーに提示されています。

 なお、タイのようにキャラクターとコラボした限定モデルが日本の店舗に置かれるわけではありませんが、車両やパーツをアート作品のように魅せる店舗コンセプトは共通して引き継がれています。

 さらに日本のカブハウスでは、70年代の名車デザインを現代風に落とし込んだ「モンキー125 ’70スタイルコンセプト」など、自分でも再現して楽しめる日本独自のカスタムモデルが展示されています。

 SNS上には、埼玉県戸田市のカブハウス1号店を実際に訪問したライダーから、「いろいろな人と交流できて楽しかった」「ホンダのバイク好きとして一度は来なきゃと思って行ってみた、また行きたい」などの報告が多数寄せられています。

 ホンダがカブハウスで得た知見を活かし、今後さらなるファンコミュニティの活性化や新しい体験型コンテンツをどのように提供していくのか期待されます。