斜め接続道路では左右どちらのウインカーを出すのが正解?

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基準は「進路変更」か「左折」か

 クルマを運転中、バイパスの側道などから浅い角度で本線に進入する際、ウインカーを左右どちらに出すべきか、悩んだ経験はないでしょうか。

 実は、この問題にははっきりとしたルールが存在します。その判断の鍵を握るのが「停止線」の有無です。

【画像】「えっ…!」これが「ウインカーに迷ったときの判断方法」です(6枚)

まず、停止線がない場所は「合流」と判断されます。これは高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの出口から本線に戻る状況と同じです。

 バイパスの側道から一時停止せずに本線へ入るような場面がこれに該当し、本線と同じ方向に走りながら進路を変える「進路変更」と同じ意味合いになります。加速車線が設けられ、本線との境界が点線で示されている箇所も同様で、この場合は右にウインカーを出して合流するのが適切な操作です。

 一方で、停止線が設けられている場所は、信号機の有無にかかわらず「交差点」として扱われます。「止まれ」の標識と共に停止線がある場合も同じで、そこから本線へ向かう動きは「左折」行為にあたるため、左ウインカーを出すのが正解となります。

 こうした状況について、浅い角度の合流部付近にある交番の警察担当者は以下のように解説しています。

「大通りに合流するような形の道路で合図をどちらに出せばいいか迷ったときには、停止線があるかどうかを確認してください。停止線であれば交差点なので左に、停止線がなく車線が点線であれば合流になるので右に合図します。左に合図を出すと合流先の道路を走行するクルマからは合図が見えないと不安になるかもしれませんが、停止線がある場合は左に出してください」

 多くのドライバーが判断に悩む背景には、浅い角度で左ウインカーを出した場合、本線を走行する後続車から合図が見えづらいのではないか、という懸念があるからです。

 しかし、合図の見やすさだけを根拠にしてしまうと、ごく一般的な十字路交差点での左折時も、本線側から左ウインカーは確認しにくいという理屈になり、ルールとしての整合性が取れなくなってしまいます。

 誤った方向への合図は、周囲のドライバーに自車の意図を正しく伝えられず、混乱を招き、ときには事故を誘発する危険性があります。最も重要なのは、自車がどのような動きをしようとしているのかを正確に把握し、定められた規則に従って合図を出すことです。

「停止線があれば左、なければ右」。この単純な原則を覚えておくだけで、いざという場面でも迷うことなく、瞬時に正しい判断ができるようになります。日々の運転の中で、ぜひ再確認しておきたいポイントです。