7回、選手交代を告げた藤川球児監督(カメラ・馬場 秀則)

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◆JERAセ・リーグ 阪神1-5広島(19日・甲子園)

 ついに巨人に迫られた。勝率7毛差で首位はキープするが、8月10日以来のゲーム差なし。采配がことごとく裏目に出て、連勝は2で止まった。阪神・藤川球児監督(46)はミス連発で流れを失い、「もちろん、そういう展開になりますね」と唇をかんだ。

 4試合ぶりに左翼でスタメン起用したドラ1・立石の痛恨落球が悲劇の始まりだ。1-1の4回先頭、中村奨の飛球は風に流され、一度はグラブに収まったかに思われたが、最後は転倒しながらボールをこぼした。無死三塁のピンチを招き、坂倉の勝ち越し中犠飛につながった。指揮官は秋風の難しさを問われ、「そのあたりはやめておきましょう」と話すにとどめた。

 5回1死三塁の同点機ではエースの村上に代打・高寺を送る勝負手。だが、得点圏打率2割8分と期待の若虎は空振り三振に倒れ、近本も左飛で無得点に終わった。直後の1点ビハインドの6回にはセットアッパーの木下まで起用。しかし、今度は4戦ぶり先発出場の遊撃・熊谷の一塁悪送球(結果は遊撃内野安打と失策)が絡み、2死二塁から佐々木の左前適時打で痛い3点目を失った。難敵・栗林にも8回途中まで1点に封じられ、5度目の対戦で3敗目を喫した。

 優勝マジック12は点灯したまま。とはいえ、20日のDeNA戦(甲子園)で敗れ、同日に巨人が勝ちか引き分けで消滅する危機だ。藤川監督は「今はとにかく目の前のゲームに勝つことに集中しなければいけないし、明日もチームをしっかりまとめて戦う」と、約1分20秒で自ら会見を締めた。残り13試合、底力が試される。(小松 真也)