谷合ゼミナール代表の谷合達彦氏が、YouTubeチャンネル「谷合ゼミナール 中高一貫校生専門」にて、「【中高一貫最大級のデメリット】中高一貫校の二極化現象【自称進学校】」と題した動画を公開した。動画では、中高一貫校における成績の二極化と、そこから抜け出す難しさについて解説している。

谷合氏はまず、中高一貫校で見られる「二極化現象」について説明する。一般的な成績分布は中間層が最も多い山型の正規分布になるが、中高一貫校では成績上位層と下位層の2つの山に分かれるという。

この現象が起こる原因として、谷合氏は2つの理由を挙げる。1つ目は「高校入試がない」こと。高校入試があれば学力に応じた学校へ進学して一旦リセットされるが、一貫校では6年間同じ環境のため、学力の差が広がり続ける。2つ目は「学校の授業」だ。学校側は進学実績を重視するため、授業のレベルを上位層に合わせる傾向にある。その結果、上位層は自分のレベルに合った授業で効率よく伸びる一方、下位層は授業についていけず成績が上がりにくい構造になっている。

さらに、下の山から上の山へ移動することは非常に難しいと指摘する。自分に合っていない授業を受けながら、上位層以上に勉強しなければならないからだ。また、周囲からの「あいつは勉強できない」というレッテルによって心理的にも悪影響を受ける「ゴーレム効果」も要因として挙げている。こうした二極化は、多くの場合「中3の頃にはだいたい決まってしまう」と谷合氏は語る。世間で言われる逆転合格も、実は地頭が特別に良いか、中3の頃から密かに基礎固めをしていたかのどちらかであることがほとんどだという。

谷合氏は「なるべく早めに上の山に入る」ことが重要だと強調し、遅くとも高1までには本格的な勉強をスタートさせるべきだと結論づけた。中高一貫校のメリットに隠れた構造的な落とし穴と、早期対策の重要性を痛感させられる知識となっている。

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