市川團十郎、映画祭の“鳴りやまない拍手”を疑っていた「なわけねえだろって」 ヴェネチアで考え一変
【写真】キリっとした表情で取材に応じた市川團十郎の息子・市川新之助
本作は、コロナ禍に伴う史上初の襲名延期を乗り越え実現した「十三代目市川團十郎白猿襲名披露、八代目市川新之助初舞台」公演の軌跡を捉えた、三池監督初のドキュメンタリー映画。
第83回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に正式出品され、上映後には約5分間にわたるスタンディングオベーションを受けた。
しかし、自らヴェネチアの地に立ったことで印象は一変。「やっぱり現場でそういうことを実感させていただくと、いわゆる三大映画祭、カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、こういうところで、映画をリスペクトし、映画の世界で生きている方々が、その作品に対する情熱、見る方も、もちろん作る方も、全てが映画という文化芸術に対しての熱量が普通ではない」と実感を込めた。
そして、三池監督の作品が称えられ、約5分間にわたり拍手を浴びた光景を目の当たりにし、「『私は知らなかった。本当にこういう世界があるんだ』っていうことを監督に見せていただいて、本当に感謝して」としみじみ。
自身が映し出される終盤のシーンについては「海外の方々にどう感じていただけるんだろうっていう不安」があったというが、「5分間という熱い拍手の中で受けられたことは大変光栄でした」と振り返った。
