市川團十郎、自身のドキュメンタリー映画は“一度もチェックせず” 三池崇史監督も驚き「なかなかあり得ない」
【写真】キリっとした表情で取材に応じた市川團十郎の息子・市川新之助
本作は、コロナ禍に伴う史上初の襲名延期を乗り越え実現した「十三代目市川團十郎白猿襲名披露、八代目市川新之助初舞台」公演の軌跡を捉えた、三池監督初のドキュメンタリー映画。
撮影を通して團十郎親子への印象に変化があったか問われた三池監督は、團十郎が作品について「一度もチェックなし」だったことを明かした。
これに團十郎は「監督との時間軸、監督との関係性の中での信頼というものがあるからこそ、別に私がとやかく言う筋合いはない。もうお任せして」と、長年にわたり作品をともにしてきた三池監督への信頼があったと説明した。
一方で、完成後に三池監督から「怒らないで」と言われたそうで、「よっぽどなんかヤバいシーンが入ってるのかなって、多少ヒヤヒヤしましたよ」と笑顔で告白。それでも完成作を見て「最終的に全部見ると、なるほどなと。やっぱり三池崇史という監督でなければ最後の推し方は多分できない」と称賛した。
三池監督とは映画だけでなく、六本木歌舞伎などでもタッグを組んできた團十郎。本作が第83回ヴェネチア国際映画祭で公式独立賞「Cinema&Arts Award」の最優秀作品賞を受賞したことにも触れ、「また監督とのご縁が、新たな一歩が始まるなっていうことが、私としては一番うれしい」と喜び、「またさらに先を目指していきたい」と意欲を語った。
