韓国選手団、中部国際空港で“大型の韓国国旗”認められず不満あらわ「入国段階から予期せぬ摩擦」【アジア大会】
大型の韓国国旗を掲げて日本に到着した韓国選手団の足取りが入国過程で止まった。
【画像】「とてつもない執念」韓国の“旭日旗クレーム”に世界が困惑
中部国際空港側が独自の規定を理由に韓国国旗を掲げての移動を認めず、選手団や大韓体育会の関係者との間で押し問答が発生した。
愛知・名古屋アジア大会に出場する韓国選手団の本団は9月17日に仁川(インチョン)国際空港を出発し、愛知県の中部国際空港に到着した。
本団には、イ・サンヒョン選手団長をはじめとする大韓体育会本部の関係者や、バドミントン、女子ハンドボール、空手、卓球、ビーチバレーの代表チームなど計122人が含まれた。
出国時、選手団の先頭には開会式の旗手に選出された卓球女子のシン・ユビンがいた。シン・ユビンはポールに取り付けられた大型の韓国国旗を手に仁川空港を移動し、アジア大会に向けた覚悟を新たにした。

シン・ユビンは自身が出場するすべての種目でメダルを獲得したいという目標を明かし、「勝利した後は素早く切り替えて、素晴らしい姿をお見せしたい」と語った。
ただ、中部国際空港に到着した選手団は、仁川の時と同じ姿で入国ロビーを出ることができなかった。
中部国際空港側が、大型の韓国国旗を掲げて移動する選手団を制止したためだ。選手団と大韓体育会の関係者はポールを取り外し、韓国国旗のみを広げて移動する案も提案したが、空港側は独自の規定を理由にこれすら認めなかった。
結局、選手団は大型の韓国国旗を掲げられないまま入国ロビーを後にした。選手団関係者は、アジア大会に出場する代表選手が自国の国旗を手に移動することまで阻んだ措置に対し、不満をあらわにした。
選手団は日本在住の在日コリアンなどの歓迎を受けながら決戦の地へ到着したものの、入国の段階から予期せぬ摩擦に見舞われた格好だ。
韓国選手団を取り巻く不都合な状況は、今回が初めてではない。
15日、名古屋港の金城ふ頭では選手村の代わりに使用される大型クルーズ船「コスタ・セレーナ」号の入港記念イベントが開かれた。この場には豊臣秀吉や織田信長、徳川家康など、日本の戦国時代の人物に扮した武将隊が登場しパフォーマンスを披露した。
彼らは愛知県一帯で生まれた人物であり、日本では「名古屋三英傑」と呼ばれ、地域の観光コンテンツとして活用されている。
ただ、豊臣秀吉は1592年に朝鮮へ侵略し、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を引き起こした人物だ。アジアの平和と和合を掲げる総合スポーツ大会において、各国の選手らが生活する宿舎の歓迎イベントに豊臣秀吉に扮した人物を登場させたのは不適切だとの批判が上がった。
大会組織委員会は「愛知・名古屋の地域文化と観光を紹介するためのイベントだった。特定の歴史的人物への支持や、歴史的メッセージを伝える意図はなかった」と釈明した。
韓国選手団はアジアオリンピック評議会(OCA)と大会組織委員会に対し遺憾を表明し、再発防止を求める公式書簡を送付した。
イ・サンヒョン選手団長は出国前、仁川国際空港で行われたインタビューで「我が選手団は、こうした政治的な問題がスポーツに介入することに対し、明確な意思を伝える」と明らかにした。
ただ、騒動が選手のパフォーマンスに影響を与える状況は警戒した。
イ・サンヒョン団長は「選手やチーム関係者にはこうした問題に動揺しないでほしい。これまで準備してきた力をそのまま発揮し、大会に臨んでもらいたい」と呼びかけた。
選手団は名古屋港ガーデンふ頭・ふじの広場で開かれた小規模な入村式に出席した後、種目に応じてクルーズ船と一般のホテルに分かれて荷を解いた。その後、現地での調整練習に突入した。
韓国は今大会、41競技に選手792人、役員260人の計1052人を派遣する。金メダル40~45個以上を獲得し、総合3位を維持することが目標だ。
大会開幕を1日前に控え、韓国国旗の制止や豊臣秀吉をめぐる論争が相次いで発生した。
選手たちが競技外の問題に揺さぶられないよう保護しつつも、必要な状況では明確な声を上げなければならない選手団の役割が重要性を増している。
(記事提供=OSEN)

