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現行の売春防止法をめぐっては「売る側」の勧誘行為は罰する規定がある一方、「買う側」を罰する規定はありません。17日、法務省の検討会は、「買う側」にも規制を設けるべきとする報告書をとりまとめました。

歌舞伎町 男性が女性に声をかけ…一緒にホテルの中に

新宿・歌舞伎町──。

記者
「若い女性が1人で建物の前にしゃがんでいます」

記者
「いま男性が女性に声をかけていました」

しばらくすると…今度は別の人物が。

記者
「男性と女性が一緒にホテルの中に入っていきました」

別の場所でも──。

記者
ホテルの前に若い女性が2人立っています」

路上に立つ同じ人物の前で、次々と立ち止まり声をかけます。数人に声をかけられると、ホテルへと入っていきました。

■「お店より稼げる。1日3~4人のスパンで売って」

路上で売春相手を探す「客待ち」行為。

「売る側」の女性などが売春の相手、つまり「買う側」を客待ちしたり、声かけしたりする行為は売春防止法で禁止されています。

今回、路上に立っていた女性に話を聞くことができました。

路上に立っていた女性(19)
「結構な金額のお金が必要になった時に、お店より稼げるからそれでやったりはしているけど。数えてないからわからないけど、1日3~4人のスパンで売って。(多い時で)200ちょい月で」

■きっかけは「『体売らないなら別れる』と言われ…」

売春を始めたきっかけは…。

路上に立っていた女性(19)
「(売春を始めた)きっかけはやっぱ男の子。むこうがニートしていてヒモみたいな感じ。めっちゃ好きで、急に突き放されて『体売らないなら別れる』って言われたから始めちゃった」

他に手段がないと考え“売春”を始めたといいます。そして今は、逮捕される可能性があると知りながらも…

路上に立っていた女性(19)
「お金をとりあえず貯金して、引っ越しの費用に使ったり、整形費用とか。そういうのに頼っちゃう。稼げるっていうのは1回知っちゃってるから」

■声かけしていた男性「値段何円なのかなって」

客待ちをしている女性に、声をかけていた男性にも話を聞いてみると…

声をかけていた男性(20代)
「値段何円なのかなって。いろいろ断ってたので『なんで断られてるの?』『断ってるの?』って理由聞いてきた」

現在の売春防止法には「買う側」を罰する規定がなく、こうした法律を疑問視する声があがっていました。

■“買う側”処罰の動きに「リスク考えると捕まるよりお店の方が…」

この問題は、国会でも取り上げられ、法務省が検討会を設置。有識者らによる議論が進められてきました。そして17日、検討会は「買う側」の声かけなどにも罰則を設けるべきとの意見をとりまとめたのです。「買う側」も処罰の対象になる動きがあることについて、先ほどの男性に話しを聞くと…

声をかけていた男性(20代)
「お店行った方がいいなって僕は思う。リスクを考えると、それで捕まるよりは、お店の健全なところでいいかなって思う」

また別の男性は「よくここにくる男性界隈でも『あれ(罰則)はないよね』と話題になる」と話していました。

■路上に立つ女性「規制強化後も変わらず来ると思う」

一方で路上に立っていた女性の中には「規制強化後も変わらず来ると思う。多少は見えないところでやるようになると思う」と話す人もいました。

法務省は、とりまとめられた報告書をもとに売春防止法の改正に向けた検討を進めるものとみられます。

(9月17日放送『news zero』より)