KNB北日本放送

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「富山空港から高山への片道タクシー代4万円のうち3万円を県が助成する」県が9月補正予算案に盛り込んだ施策です。施策に県が計上した予算額は700万円。その意義や狙いについて、県議会でも議論を呼んでいます。

安達孝彦県議
「いわゆるタクシー代などの助成でありますが、これについても大きな反発を生んでいます」

きょうの県議会で、自民党の安達県議が質したのは富山空港から高山への「二次交通の助成」について。

県は、空港の愛称にも付けた「高山」へのアクセス向上を目指し、通常で片道4万円かかるタクシー料金のうち、3万円を県が補助する施策を補正予算案に盛り込んでいます。予算額は、レンタカーの補助もあわせて700万円。

この予算案に対し、県議会でも様々な意見が上がっています。

嶋川武秀県議
「富山空港に降りた人がそのままタクシーに乗って、あるいはレンタカーで高山に行く費用を間接的とは言え支援をする。原資が税金である以上、理解することが難しいです」
安達孝彦県議
「県内へ落ちるお金といいますか、波及効果というのは、タクシー・レンタカーなど一部事業者に限られるのではないか」
庄司昌弘県議
「飛行機の着陸時間に合わせたタクシーの配置は必要であり、県が費用を負担してでもやる意義はあると考えます」

きょう、空港利用者にも聞いてみました。

県民
「僕は地元が氷見で、豪雨とかで地元が大変な時に、高山までお金を出すのはちょっと優先順位が違うんじゃないかなと」
「それをすることで富山に来てくれる人は増えるかなとは思うが、そこよりも現時点で地元の人が困っているところを助けてほしいと思う」
富山県出身、アメリカ在住
「富山は新幹線で東京から3時間弱で来られるから、ものすごく便利になっているので、高山から富山に引き込むというより、東京から来る人をもっと富山に来やすくするように援助をした方がいいと思う」

KNBにも多くの意見が寄せられています。そのほとんどが疑問を呈するものでした。

「税金を全く払っていない人に税金を使って補助するのは、意味が分からない」
「富山の観光をしない人のために県民のお金を使うのは普通ですか?」

一方、岐阜県民からはー。

岐阜県飛騨市民
「私は飛騨市神岡町。(海外の)お客さんたちが高山に来ていただく分には、タクシーの補助があれば、観光客を受け入れるという意味ではいいかもしれません。せっかく高山という名前を付けるんだったら、ここからすごく高山へ行きやすいようなものを作ってもらわないと、空港の存在感としてはどうかなと思う」

新田知事は、将来的にバス路線につなげることを目指し、空港から高山への人の流れを作りたいと強調しました。

新田知事
「多くの方に認知を頂くために、目を引くものにした方がいいと。まず『おおっ』と思っていただきたい、そんなところで計画しております」

空港の認知度向上と利用促進に向けたという今回のこの施策ですが、県民の税金を使うからには、県民の理解を得られるだけのしっかりとした議論を求めたいと思います。