都立小児総合医療センター(2025年9月、東京都府中市で)

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 10歳代の入院患者の顎や腰を触ったり抱きしめたりしたとして、東京都立病院機構は17日、小児総合医療センター(府中市)の男性看護師(61)を懲戒解雇した。

 上司にあたる管理職1人も口頭厳重注意とした。被害者に対し、「他の人に言わないで」などと口止めしていたという。

 発表によると、看護師は2024年12月~今年6月、複数の10歳代の入院患者に対し、病室で2人きりの状態で、療養上の必要がないのに顎や腰、髪の毛などを触ったり、抱きしめたりした。退院後に外来で受診していた患者と連絡先を交換し、SNSを通じて私的にやり取りしたケースもあった。

 機構は被害者の特定につながるとして看護師の氏名や勤務歴などの詳細を公表していない。

 7月上旬、患者の1人から医師に被害の申し出があり発覚した。機構側が入院中の患者を中心に確認したところ、複数の患者が同様の被害を受け、「ばれたらクビになるから言わないで」などと看護師から言われていたことも判明した。

 看護師は今年4月にも「患者との距離が近すぎる」として上司から指導を受けていた。機構の調査に事実関係を認め、「(患者が)心配だったから」などと話しているという。

 同機構は都立病院などを運営する独立行政法人。今後、患者との身体的接触に関する規律を強化するとしている。