「はいからさんが通る」第1話の切り抜き動画。地上から見上げると、紅緒がかなり高い位置にいることがわかる(日本アニメーション公式Xより)

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 紅緒さん、そんなところまで登ってたの?

 1978年に放送されたテレビアニメ「はいからさんが通る」の期間限定無料配信が、9月16日から日本アニメーション公式YouTubeチャンネル「日本アニメーション・シアター」でスタートしました。

 懐かしの名作を再び楽しめる機会なのですが、配信にあわせて公開された公式の切り抜き動画を見ていて、少々気になることが……。第1話の紅緒さん、とんでもなく高い木に登っています……。

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■ 「木から落ちそうに」……いや、高すぎません?

 「はいからさんが通る」は、大和和紀さんによる同名漫画を原作とする作品。テレビアニメ版は1978年6月から1979年3月まで放送され、全42話が制作されました。主人公は、剣術が得意で好奇心旺盛な17歳の少女・花村紅緒です。

 問題の場面は、物語が始まって早々の第1話。木に絡まった凧を取ろうとした紅緒が木に登り、足を滑らせて落下。そこを伊集院忍少尉に助けられるという名場面です。

 筆者は原作漫画を所持しており、物語自体にはなじみがあるものの、1978年のテレビアニメ版を見るのは実は今回が初めて。あらためて原作を見返してみると、この場面の木は4~5メートルほどの庭木くらいの高さで、紅緒が登ったのも地上2~3メートルほどという印象を受けます。

 しかし、日本アニメーションが配信開始に先駆けて公開した切り抜き動画「紅緒さんが死んじゃう!!」を見て、思わず二度見。

 地上から紅緒を見上げる少尉との距離が、とにかく遠い……。正確な高さはもちろん分かりませんが、紅緒がいる位置だけでも、建物にたとえると3階あたり。木自体はさらに上まで伸びる巨木です。

■ 架空の話を軽率に物理計算してはいけない(戒め)

 そして足を滑らせ、いよいよ落下。

 切り抜き動画で確認すると、紅緒が落ち始めるのがおよそ31秒付近。そして少尉にキャッチされるのは45秒付近です。

 途中にはアニメならではの時間表現が含まれているため、「14秒間自由落下した」などと物理計算するのは野暮でしょう。……と言いつつ計算してみると、空気抵抗を無視した単純計算では約960メートル。もはや木の高さどころではありません。

 とはいえ、“落ち始めてから少尉が馬を降り、駆け寄って受け止めるまで”の時間があるということは……。正確な高さはさておき、「とんでもない高さから落ちている」ことだけは間違いないようです。

 ちなみに、少尉が馬から降りて駆け寄る場面は原作にも存在します。となると、この場面の時間経過を考えれば、むしろ1978年版アニメの木の高さの方が、“多少は”辻褄が合っているのかもしれません。

 もう、これ、おてんばってレベルじゃないのでは?

 しかも、このあと普通に少尉に受け止めてもらって物語が続いていくのですから、紅緒はもちろん、少尉の身体能力についても若干考えたくなるところ。もしかすると、2人とも超人だった?

■ 「はいからさんが通る」第1~3話を無料配信

 そんな紅緒の思わぬ「高度」まで確認できるテレビアニメ「はいからさんが通る」は、9月16日から「日本アニメーション・シアター」で期間限定配信中。

 第1話「紅緒は花の十七才」から第3話までが公開されており、今後も毎週水曜日に配信されます。第1~3話は2027年1月までの期間限定公開です。

 放送から約半世紀。昔見た人も、原作を読んだ人も、あらためて映像で見ると思わぬ発見があるかもしれません。

 とりあえず第1話を見る際には、紅緒と少尉の出会いとともに、「いや、その木どんだけ高いんだ」にも注目です。

<参考・引用>
日本アニメーション広報【公式】(@nichiani_koho)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026091703.html