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 日本ハムは16日、フランミル・レイエス外野手(31)が札幌市内の病院で検査し、「右ハムストリング(太腿裏)肉離れ」と診断されたと発表した。ゲーム復帰まで約2週間の見通しで、今季のレギュラーシーズン出場は絶望的な状況となった。この日ソフトバンクが勝利したため、チームは10年連続のV逸が決定。17日は1・5ゲーム差で追う2位西武との直接対決が控え、逆転2位でのCSファーストS本拠地開催にも暗雲が垂れ込めた。

 逆転2位を狙うチームに激震が走った。絶対的主砲のレイエスが、右太腿裏肉離れで離脱。ゲーム復帰まで約2週間の見通しと診断された。日本ハムは28日に142試合目を迎え、最終戦は10月1日。レギュラーシーズンの出場は絶望的となった。大事な2位・西武との直接対決を前にしての離脱で、新庄監督は「(状態は)良くないね。仕方ない」と浮かない表情を見せた。

 エスコンフィールドでの全体練習中、アクシデントに見舞われた。一塁ベンチ前での短距離ダッシュのタイム測定。勢いよく走り出したレイエスだったが、急に苦悶(くもん)の表情を浮かべてダッシュをやめた。周囲が心配する声をかける中、トレーナーとともに自力で歩いてベンチ裏へ。そのまま札幌市内の病院へ直行した。

 今季はリーグトップの打率・313、149安打。同2位の32本塁打、同3位の82打点と、打線の中核だった。しかし、139キロの巨漢を支える両かかと裏に“爆弾”も抱えており、シーズン中は新庄監督が「休養日」も設けながら慎重に起用していた。この日もコーチ陣はダッシュを止めていたが、本人が制止を振り払った。

 大きな痛手だが、穴を埋める存在として期待されるのが投打二刀流の柴田だ。9日のソフトバンク戦では、一塁に回ったレイエスに代わり高卒2年目で初のDHで出場。上沢、杉山と球界を代表する2人からともに安打をマークしており、「こういう形になりましたけど、準備はできています」と語った。

 前日のロッテ戦は投手として救援待機したが、この日は野手として調整した。打撃練習では逆方向へ柵越えを連発するなど、20歳の逸材は「久しぶりの打撃練習でしたけど感覚は良い」と手応えを口にする。「ここまでは良い感じには来ているので長く良い結果を継続できるか、それ以上の結果を出せるか」と見据えた。

 シーズン残り11試合で、2位西武とは1・5ゲーム差。まだ打者として1軍のデータの少ない男が、“ラッキーボーイ”としてチームの窮地を救えるか。(清藤 駿太)