【ソフトバンク】小久保裕紀監督、怒りのマジック2「この期に及んでありえない」今季最長8連勝で17日にもリーグ3連覇も…サインミスに鬼の形相
◆パ・リーグ オリックス0-4ソフトバンク=延長10回=(16日・京セラドーム大阪)
打撃2冠をひた走る4番が勝負強さを見せつけた。両チーム無得点で迎えた延長10回無死一、二塁。ソフトバンク・栗原陵矢内野手(30)が、カウント0-2からオリックス・岩崎のフォークに食らいついて中前にはじき返した。「痛かったですけど、そんなことを言える状況ではない。何とか打ちたかった」。2球目に自打球を左つま先付近に当てた痛みをこらえて放った執念の先制打。今季最長の8連勝で優勝へのマジックを2に減らした。
福岡移転後初のリーグ3連覇が目前に迫ったが、歓喜に沸くベンチ裏で小久保裕紀監督(54)は怒りを隠せなかった。4回無死一、二塁で、谷川原が2球連続でバントをファウル。3球目は犠打のサインではなかった模様だが、バントの構えのまま見送ってボール。タイムを取って大西三塁コーチとサインを確認した後、空振り三振となった。
「バントのミスは練習すればいいけど、この期に及んでサインミスは…。もうシーズンが終わるのに分かっていないのはあり得ない。あれで流れが悪くなった」。谷川原は5日の西武戦(みずほペイペイ)以来のスタメンだったが「たまに出ているとかは関係ない」と猛省を求めた。
延長戦を制して、2位・西武とのゲーム差は今季最大の10となった。新しく導入されたクライマックスシリーズ最終ステージの「アドバンテージ2勝」条件まで引き離す独走。17日のオリックス戦に勝ち、西武が敗れれば、球団誕生の地・大阪で宙に舞う指揮官は「僕らは僕らのやることをやるだけ」と足元を見つめた。勝っても緩めない鬼のリーダーが常勝軍団の強さを体現している。(森口 登生)
◆H17日の優勝条件 ソフトバンクが優勝へのマジックナンバーを2とした。17日の優勝条件は、ソフトバンクがオリックス戦に○、西武が日本ハム戦に●のとき、3年連続24度目のリーグ優勝が決まる(1リーグ時代の2度含む)。
