「価値があるとは思えない」父の仏像コレクションが1020万円に!:開運!なんでも鑑定団

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9月15日(火)に放送した「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 夜8時54分)。

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依頼品は、「ガンダーラの仏像10点」。
依頼人の父がインターネットオークションなどで集めてきたもので、購入総額は150万円から160万円ほどだという。

「ガンダーラ」とは、現在のパキスタン北西部、ペシャワール渓谷一帯の古い地名。仏像発祥の地の一つとして知られている。

2世紀頃、クシャーナ朝のカニシカ王が仏教を保護したことで、釈迦の像が盛んに作られるようになった。古代ギリシャやローマの影響を受け、彫りが深く鼻筋の通った、ギリシャ彫刻を思わせるような造形が特徴である。
当初は石像が多かったが、3世紀頃から粘土と石灰を混ぜた「ストゥッコ」と呼ばれる漆喰による像も作られた。




最も大きな釈迦像は高さ42cmで、半眼で口元に笑みをたたえ、頭頂部には悟りの象徴である「肉髻」がある。


ほかにも釈迦の生母であるマーヤー夫人像や、釈迦にまつわる出来事を絵画的に表した「仏伝図」などがある。


ストゥッコはすべて釈迦で、1点が全身の坐像、4点が頭部の像。中には赤い顔料が残っているものもある。

父のコレクションということもあり、「私にはそんなに価値があるように思えなくて」と依頼人。本人評価額は「300万円」とした。


鑑定結果は…なんと1020万円!
本人評価額を大きく上回る結果に、依頼人も驚きの表情に。

鑑定を担当した「林原美術館」館長・谷一尚氏は、「本当に素晴らしいコレクション。どれも状態が良く、10点全部本物です」と絶賛。

石像は2~3世紀頃、ストゥッコは3~5世紀頃の作。世界の名だたる美術館に置かれても遜色ないほど質が高く、赤い顔料も当時のままのベンガラだという。

「まとまって持っておられるのは貴重なので、大事にすればもっと価値が上がるのではないか」(谷氏)

この結果に、スタジオに駆けつけた依頼人の父も笑顔を見せた。