ソフトバンク【M3】柳田悠岐 止まらん5戦4発 恩師の命日に捧げた豪快17号 チームは17日にもV
◇パ・リーグ ソフトバンク5-3オリックス(2026年9月15日 京セラドーム大阪)
首位・ソフトバンクは15日、オリックスを5-3で下し、連勝を今季最長タイの7に伸ばした。1点リードで迎えた5回に柳田悠岐外野手(37)が右越え17号3ラン。20年に55歳で急逝した当時3軍コンディショニング担当の川村隆史さんの命日に豪快な一発をささげ、通算285本塁打で現役6位タイに浮上した。2位・西武が敗れ優勝マジックは2つ減り3となり、17日にもリーグ3連覇が決まる。
振り抜いた打球が右翼席に吸い込まれる。1-0の5回1死一、二塁。柳田がジェリーの低めスライダーを仕留めた。
「チャンスで回してもらったので何とかしようと思いました。少しバットの先でしたが、いいスイングができました」
打った瞬間にスタンドインと分かる豪快な17号3ラン。直近5試合で4発目だ。8月は打率・398、2本塁打、14打点と打線を引っ張った背番号9が優勝へのラストスパートに入りアーチの量産態勢となっている。
23年以来の20本塁打到達も視野に入る活躍だが「まだまだ納得はしてませんし、次の1本を打てるように練習していきたい」と飽くなき向上心で臨んでいる。38歳シーズンの今季は3年ぶりに規定打席にも到達し、117試合で打率・294、17本塁打、63打点の活躍。通算285本塁打は現役6位タイに浮上した。
この日は6年前に神戸市内の宿舎で急逝した、当時3軍コンディショニング担当の川村隆史さんの命日だった。ベンチ裏のサロンには川村さんのTシャツが飾られた。柳田にとっても体づくりでお世話になった恩人だ。「いい報告ができるので一安心しています。若い頃、毎日トレーニングもランニングも付き合っていただいていた。そのおかげで今も野球をできているのかなと思います」と感謝を口にした。
小久保監督は前日にトレーナー陣と献杯した。川村さんは大阪出身で「もの凄い寂しがり屋だから、毎年関西で(命日を)迎える」と試合前には語っていた。就任以来、9月15日は3年連続で京セラドームでの試合で3連勝。今年もウイニングボールを届けるつもりだ。
チームは今季最長タイの7連勝。2位・西武が敗れて優勝マジックは3となった。西武とのゲーム差は9・5に広がり、今季からCSファイナルSで「2勝アドバンテージ」を得られる10ゲーム差以上でのリーグ優勝へ前進した。この勢いのまま独走でゴールテープを切る。(木下 大一)
▽CS新アドバンテージ 今季からファイナルS進出チームが首位と10ゲーム差以上、もしくは勝率5割未満の場合、優勝球団のアドバンテージを従来の「1勝」から「2勝」に増やす。条件重複の場合も最大「2勝」とする。試合数を確保するため、アドバンテージ2勝の場合は、最大7試合の5勝先取制で実施する。

