山鹿市の米せんべい

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「食」がテーマのカメラマン企画「クマモトテーブル」。山鹿市の工房で作られる米せんべいです。

山鹿市の豊前街道にあるせんべい工房。イカや鯛を使ったおつまみが並ぶ中、この店の一番人気は、米せんべいです。

店主の阪梨文夫さん。

明るいキャラクターで店を切り盛りしています。

米せんべいは、原料の米を鉄板に載せ、機械に入れて約300℃で一気に焼き上げます。その時、ハンドルを回して米を押しつぶし、せんべいにします。そこにコツが…。

(阪梨文夫さん)
「ハンドルを力一杯、一気に回して1…2…。2秒でせんべいになりまーす」

完成まで、わずか2秒。この2秒だけは阪梨さんも真剣です。

(阪梨文夫さん)
「ここ、この感じ、この感触でこれはちょっと時間が長いな。じゃあ短くせないかんねえ、もう調整、調整、調整」

少しの温度変化や力加減で食感が変わるため、1枚づつ"対話"しながら焼いていきます。
(客)
「サクサクやね、おいしい」

こだわりは原料の米にも。ほとんどが地元・山鹿産です。

(阪梨文夫さん)
「米が主原料で、他に塩とか。原料勝負。吟味した物しか使わない」

味付けの粉末も、海老味は静岡の桜エビ、海苔味は香り高いすじ青のり、梅味は国産の赤しそと、厳選したものを使っています。

高級なすじ青のりをふんだんに使った海苔味をいただきました。

(妻木佑樹カメラマン)
「海苔の香りがフワーと広がりますね」
(阪梨文夫さん)
「風味がヤバイでしょ?」

店では、せんべいを焼く体験もできます。最初は子ども向けでしたが、大人も始めてみると大好評。今では、体験目当てで店に来る人もいるといいます。

(体験した客)
「海老の味がめっちゃする。ビールが進みそうです」
(阪梨文夫さん)
「ビールならカレー味がうまいばい。せっかく山鹿に来てもらったら、体験とかは一生心に残っていくと思います」

阪梨さんがせんべい作りで大切にすることとは。
(阪梨文夫さん)
「元気で明るく、自分が本当に楽しまないといけないと心がけています。それがお客さんに伝わって、お客さんが笑顔になってくれればええなという気持ちはあります」

みんなを笑顔にする、自慢の米せんべいです。

※取材は熊本地震前の7月に行われました。阪梨さんによりますと、地震の影響で客足が遠のき、ツアー客約250人の予約がキャンセルされたそうです。そんな中でも200人以上の人から「大丈夫ね」、「頑張って」というあたたかい言葉をもらって元気になったということです。