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「ファイン・ドライビング」の理念を体現

アルピナの創業家であるボーフェンジーペン家が新事業として立ち上げたブランド『ボーフェンジーペン』は、BMW Z4をベースとする新型スポーツカー『スパイダー』を発表した。

【画像】高級・高性能な新オープンカー登場【ボーフェンジーペン・スパイダーとベース車両のBMW Z4を詳しく見る】 全24枚

32万ポンド(約6650万円)のクーペ『ザガート』や14万4000ポンド(約2990万円)のステーションワゴン『05 GT』に続く、ボーフェンジーペンの3台目のモデルとなる。ブランド初のコンバーチブルだが、そのルーツは20年前に遡り、アルピナが以前の体制で生産したZ4ベースの『アルピナ・ロードスターS』に由来する。


ボーフェンジーペン・スパイダー    ボーフェンジーペン

生産予定台数はわずか99台で、2027年初頭に納車が開始される予定だ。スパイダーの価格は他のモデルよりも低く、ドイツでは9万9000ポンド(約2050万円)相当となっている。これは新型BMW M4コンバーチブルとほぼ同じ価格だ。

ボーフェンジーペンは、クルマが絶えず「より大きく、より重くなり、SUVのデザインの影響をますます強く受けている」ため、「何十年にもわたり、最も純粋なドライビング体験を体現してきたクラス--軽量な2シーター・ロードスター--が消えつつある」と述べている。

このクラスを守るため、ボーフェンジーペンは今年初めに生産終了となったBMW Z4を、「ファイン・ドライビング」の理念に則って全面的に改造した。

足回りも大幅強化 高級感を高めたインテリア

ベースとなったのは最上位グレードのZ4 M40iで、3.0L直列6気筒エンジンは大幅に強化され、最高出力435ps、最大トルク59.1kg-mに達する。これにより、0-100km/h加速4.2秒、最高速度260km/hを実現し、これまでのどのZ4モデルよりも高い性能を誇る。

一方、吸気システムの改良により、エンジンは「自由に呼吸」できるようになり、排気システムも気流を最適化しつつ、「爽快でスポーティなサウンド」を生み出すという。


ボーフェンジーペン・スパイダー    ボーフェンジーペン

冷却性能も向上したほか、オプションのパフォーマンス・パックを装着すれば、ディファレンシャルの熱管理が強化され、高負荷状況下での性能がさらに向上する。

ダンパーはレスポンスを高めるよう調整され、軽量な鍛造ホイールと、グリップ力の高いミシュラン・パイロット・スポーツ4Sタイヤがこれを支えている。ブレーキもオプションで高性能なものにアップグレード可能だ。

Z4には最近まで6速マニュアル・トランスミッションが設定されていたが、スパイダーには標準でZF製8速オートマティックが搭載される。

以前のアルピナと同じように、ボーフェンジーペンもインテリアをそのまま維持しつつ、シートにはヴェルナスカレザー、ステアリングホイールにはラヴァリナレザー、フロントガラス周囲にはアルカンターラなど、全体を高級素材で仕上げている。

ボーフェンジーペンのカスタマイズ部門である『Saddlery』は、顧客の要望に応じて高度なパーソナライズを行う。アルカンターラのブーツライニング、ヘッドレスト、オリジナルの刺繍などが選択可能だ。