【巨人】プロ野球史上初のシーズン2度目10人継投も…延長12回ライデル・マルティネスがまさかのサヨナラ悪送球
◆JERAセ・リーグ DeNA4x-3巨人=延長12回=(14日・横浜)
巨人は延長12回、今季最長タイとなる4時間43分の激闘もDeNAにサヨナラ負け。敗れた首位・阪神との0・5ゲーム差は変わらず、8月10日以来の首位浮上はならなかった。プロ野球史上初のシーズン2度目の10人継投も、12回無死一、二塁から投前バントをさばいたR・マルティネス投手(29)がまさかのサヨナラ悪送球で力尽きた。序盤に2点を先行されながら大城の10号2ラン、増田陸の5号ソロで一度はひっくり返したが、勝ち切れなかった。
今季最長タイの4時間43分の死闘のラストシーンは、はかなかった。延長12回。5日の広島戦(マツダ)に続く、史上初のシーズン2度目の10人継投でマウンドに上がっていた守護神・マルティネスが無死一、二塁から古市の投前へのバントを処理したが、一塁へ悪送球(記録は犠打失策)。二塁走者・松尾が生還し、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。執念は実らず。橋上監督代行は悔しさをかみ締めながらベンチ裏へ引き揚げ、口を開いた。
「(12回裏は)もう勝ちはなかったんで、最後しっかり守って何とか引き分けでと思いましたけど。痛いは痛いですけど、全て選手は目いっぱいやってくれました。勝負事なので、しょうがない部分はあるかなと思います」
マルティネスは先頭・松尾に右中間二塁打を献上。続く林を申告敬遠で歩かせた。そして直後に試合が決する形に。「状況的にバントでしょうから、単独で二塁より一、二塁に詰めている方が相手にプレッシャーもかかるでしょうし、守りやすいですし。いいバントを決めてきましたので、あそこに関して向こうの方が上だった」と相手を認めた。
この試合では早仕掛けの采配も見せていた橋上監督代行。2回までに2点を奪われ、迎えた3回の守備では2打数無安打で、守備でも精彩を欠いていたキャベッジを中山に交代。0-2の4回の攻撃では1死一、二塁から先発の西舘に代打・丸を送る勝負手を打っていた。「やはり残り試合を考えた時、通常のペナントの戦いとはいろんなものが変わってきているということで、早め早めになっています」。絶対に勝たねばならないからこそ、手を打っていた。
実際に投手陣は奮闘の跡を刻んだ事実もある。「しっかりやってくれたし、守ってくれた」。だが、一方で7回の攻撃では無死一塁から松本の中飛で飛び出していた一塁走者・大城が戻りきれずにアウトになるなど、悔いが残るプレーもあった。
2連敗で前日13日に続き首位浮上を逃したが、一方で阪神も連敗していることから0・5差は変わらず。指揮官も「もちろんどんな試合でも基本的に今日は今日として消化して、また明日相手投手も変わりますし、新たな気持ちでというのは特に大事」と切り替えを強調した。残り13試合。次戦こそ流れを好転させる。(田中 哲)
