【阪神】藤川監督 痛恨4連敗 & 0.5差接近で余裕消えた「少し相手のペースになってしまった」
阪神は12日の巨人戦(東京ドーム)に0-1で敗れ、痛恨の4連敗。首位攻防の天王山決戦に敗れたことで2位・橋上Gについに0・5差と再肉薄された。
相手先発・竹丸のコーナーを容赦なく突く快投に手も足も出なかった虎打線は、最後まで三塁を踏むことすらできなかった。二塁を踏めたのも一死一、二塁とした初回の攻撃の場面のみ。森下、佐藤らリーグ屈指の強打者を擁する黄金時代の虎打線は、直近4戦で僅か4得点。秋の長雨に晴れ間はこの日も訪れなかった。
0・5差とはいえ、優勝マジック17は依然点灯中。巨人に比べて消化試合が4つも少ない状況を考えれば、まだ悲観するような段階ではない。にもかかわらず、球場から引き揚げる虎ナインたちの足取りは一様に重い。今季ここまで10勝2敗と大得意にしてきた東京ドーム。よりにもよって大一番となった敵地最終戦で星を取りこぼしてしまった「流れの悪さ」がチームの空気をよどませる。
負け試合の後であろうと、常に余裕を漂わせた態度を貫いてきた藤川球児監督(46)の声も、この日ばかりは細く小さい。「少し相手のペースになってしまった。切り替えるしかない。明日からまたゲームがありますから、早く切り替えることが重要ですね。とにかく一戦一戦ですから、流れをつくり出すために、まずひとつやっていかなければならない」。自身に言い聞かせるように、次戦への切り替えを強調した。
打てる手を打った上でなお、月間7勝2敗と勢いに乗る巨人を跳ねのけることができなかった。直近4戦14打数1安打と快音に見放されていた中野を6番に下げ、2番にはドラフト1位ルーキーの立石を起用。約1か月半ぶりの一軍となった22歳は4打数2安打と結果を残したが、得点にはつながらなかった。
5回5安打1失点ながら、球数が104とかさんだ先発・村上を早々に降板させ、1点ビハインドの6回から石井、及川、木下と勝ちパターンクラスの中継ぎ陣を投入。G打線の追加点を許さず反攻の機運を盛り上げたが、打線は最後まで沈黙したままだった。
8月終了時点で巨人に4・5差をつけ、一時は「V当確」のような空気も漂ったが、藤川虎は9月に入って2勝5敗と黒星超過。追われる立場の苦しさにもがく虎指揮官は「また明日ですね」と同じようなフレーズを何度も繰り返し、報道陣の前から姿を消した。

