太平洋戦争終戦時の総理大臣で、少年時代を前橋市で過ごした鈴木貫太郎をテーマにした講演会が開かれました。

この講演会は、鈴木貫太郎の生涯や功績を知ってもらい歴史ドラマの主人公にすることを目指す市民団体などが企画したものです。講師を務めたのは東京都立川市にある昭和天皇記念館の館長梶田明宏さんです。

講演では鈴木貫太郎は元軍人でありながら1945年の終戦時に内閣総理大臣を務めたことや、大阪府で生まれたものの少年時代を前橋で過ごすなど群馬にゆかりのある人物であることが紹介されました。

また、日本への無条件降伏の勧告、ポツダム宣言を受け入れるかを議論した重要な会議での姿勢に触れ、「相手がどのような立場であっても、自分の意見をはっきりと言える人物だった」とその人柄が語られました。

さらに妻の足立タカについても紹介され、昭和天皇の幼少期に教育係として仕え、昆虫採集や標本づくりに協力するなど、生物学者としても知られる天皇の原点をつくった人物だと説明しました。

会場には約100人が訪れ、熱心にメモを取りながら耳を傾け、鈴木貫太郎の人柄について理解を深めていました。