ロングセラーの秘訣

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 50周年、60周年の超ロングセラーを取材することが増えた。小生が駆け出しの記者だった20余年前、当時は30周年、40周年だったブランドが年月を重ねたと思えば感慨深い。ライフスタイルの多様化が言われて久しいが、食品業界では定番品の強さが際立つ。

▼周年記念商品の試食イベントには多くの家族連れが集う。メーカーの開発担当は「祖父母から両親、子どもと三世代で食べ継がれている」と笑顔。なじみのおいしさは安心感という強みにもなり得る。

▼ただしロングセラーを70年、80年と元気な姿で紡いでいくことは容易でない。麺メーカーの企画担当は「課題はメーンユーザーの高齢化。次世代を支える30~40代の若いファミリー層にもっと食べていただけるようにしたい」と頭を悩ませる。

▼「定番も品質を磨き続けることが不可欠」と説くのは有力メーカー社長。「年1回の小幅なリニューアルでも5年、10年と続ければ大きな進化」。商品改良に限らず、コラボやキャンペーンなど手法は様々。時代に合わせフレッシュな存在であり続けられるかが分岐点になりそうだ。

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