「第39回東京国際映画祭」ポスタービジュアル=大人の服を着ているのは、『ふつうの子ども』で主演を務めた嶋田鉄太

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 「第39回東京国際映画祭」(TIFF、10月26日~11月4日)の公式ポスターが解禁された。映画『そこのみにて光輝く』『ぼくが生きてる、ふたつの世界』などで知られる呉美保監督が監修し、昨年公開された監督作『ふつうの子ども』の主演・嶋田鉄太がモデルを務めた。

【画像】オープニングは『SUKIYAKI』、センターピースは『ゴジラ-0.0』、クロージングは韓国映画『コロニー』

 今年のテーマは「CONNECT - 映画が繋ぐ、その先の世界」。政治、経済、文化、宗教、性別など、さまざまなレイヤーで分断や対立が進む現代において、映画が持つ「繋ぐ力」を通じ、異なる世界や価値観を結ぶことを目指す。

 ポスタービジュアルでは、子どもが大人の服を身にまとい、子どもと大人をつなぐ存在として登場。映画が世代の垣根を取り払い、誰もが新しい世界とつながっていく高揚感を、ポジティブで楽しげなイメージで表現した。撮影は『ふつうの子ども』でも呉監督と組んだ田中創、デザインは昨年に引き続き大島依提亜が担当した。

 監修を務めた呉監督は、「子どもと大人、女と男、仕事と恋愛。私たちは、さまざまな境界を作りながら生きています。けれど本来、それらはきっぱり分けられるものではありません。社会と映画もそう。異なる言語や文化、価値観に触れながら、誰かの痛みや喜びを自分に繋げてきました」と、今年の映画祭テーマに共鳴。

 さらに「この世界から分断や対立がなくならない今こそ、違いを認め合い、ともに生きる希望を持ちたい。暗闇の中、一人スクリーンを見つめながら同じ光を分かち合う。その小さな体験の積み重ねが、私たちの未来を着実に変えていく」とし、「映画に夢をのせて。」との思いをポスターに込めたと明かした。

■チケット料金改定

 同映画祭では今年度から、運営を取り巻くコスト環境の変化を踏まえてチケット料金を改定することも発表。

 オープニング作品、センターピース、クロージング作品は、一般3500円、学生2700円。ガラ・セレクションは、一般2700円、学生2000円、当日学生700円。そのほかの作品は、一般2200円、学生1100円、当日学生700円。

 一律の値上げではなく、若い世代が映画祭に参加しやすいよう、学生料金は一部作品を除いて1100円、当日券は700円に引き下げ。一般客向けには、「TIFFメールマガジン」の会員を対象に、映画祭の会期中に利用できる500円割引クーポンを配布し、ファンへの還元策を盛り込んだ料金体系とする。